カレー粉やルーにオーガニックなんてあるの?と思ってしまいがちです。しかしオーガニックのカレー食品は意外とたくさんあるんです!市販の化学調味料の入ったルーなどと比べると選択肢はどうしても少なくなりますが、それぞれのブランドがこだわったスパイスや製法で、それぞれ個性的な味に仕上がっています。この生地では、体に優しいオーガニックカレーをご紹介します。
目次
カレールー
オーガニック(有機)のカレールーを作っているブランドはほとんどありません。そんな貴重な、普通のカレーとグリーンカレーのルーをご紹介させていただきます。
オーサワのスパイス香るカレールウ
有機JAS認証
オーガニック・自然派の方なら一度はお世話になっているオーサワのカレールウです。
オーサワジャパンは自然食品やマクロビオティックの食品を取り扱っているメーカーで、こちらのカレールウはそんなオーサワが山形県産や新潟県産の有機玄米粉で作ったカレールウです。オーガニックなのに加え、牛脂、ラードなどの動物性油脂を一切使用せず、植物性にこだわっっています。やはりオーサワなので安定感、安心感がありますね。
1袋で約5〜6皿分のカレーを作ることができます。粉末のルーで、1日で使い切らなくても封をして冷蔵庫で保存できますが、やはり無添加商品ですので早めに使いきりましょう。
原材料:
有機パーム油(コロンビア産)、玄米粉(山形産)、メープルシュガー(カナダ産)、カレー粉、食塩(メキシコ産)、酵母エキス、馬鈴薯でん粉(北海道産)、りんご果汁(国内産)、粉末トマト(イタリア産他)、有機黒こしょう(スリランカ産)、有機ココア(ドミニカ産)
風と光 オーガニックヴィーガンカレールウ(中辛)
有機JAS認証
体に優しい食品を企画する「風と光」が井上スパイスと協力して作ったオーガニックのカレールーです。以前は「オーガニックベジタブルカレールゥ」という名前で販売されていました。オーガニックなのに加え動物性の原材料を使用していないため、ヴィーガンやベジタリアンの方も安心して召し上がれます。さらに甘味のためへの砂糖は一切使用せず、代わりに有機のぶどう濃縮果汁を使用するというこだわり!
パッケージもオシャレなのでちょっとしたギフトなどにもおすすめです。1袋で5皿分作ることができます。
原材料:
有機小麦粉、有機パーム油、有機濃縮ぶどう果汁、食塩、有機トマトペースト、有機オニオンパウダー、有機カレーパウダー、有機ケチャップ、有機ジンジャーパウダー、有機ガーリックパウダー
チブギス&ラムラム 有機JAS認定 グリーンカレー ペーストオーガニックココナッツミルク入り
オーガニック食品を販売しているCIVGIS(チブギス)のグリーンカレーのカレールー(ペースト)です。あらかじめココナッツミルクがルーに練り込まれているので、ココナッツミルクを別に使用する必要がありません。具と一緒に煮込めば簡単にグリーンカレーの出来上がりです。
またこちらのシリーズではグリーンカレー以外にもレッドカレーやマッサマンカレーをラインナップしています。どの商品も有機JASを取得している他、ヴィーガンやグルテンフリー対応となっています。
有機JAS認定
原材料:
有機ココナッツミルク、有機レモングラス、有機唐辛子、有機ガランガル、食塩、有機砂糖、有機ニンニク、有機赤玉ねぎ、有機コリアンダーシード、有機クミン、酸化防止剤(クエン酸)、添付品:有機スイートバジル
Bミトク 有機カレーグリーンカレーペースト
有機JAS認証
タイ北部の自社農園で栽培されたハーブや香辛料を使用したグリーンカレーのペーストルーです。コクのある有機青唐辛子が効いたペーストは少量使いが可能で、炒め物に使用したりドレッシングを作る時に加えてオリジナルの味を出すなど、バラエティに富んだ使い方ができます。
大さじ2杯(30g)で3〜4皿分作れるので瓶1本で11皿以上作れてルーとしてのコスパは良いですが、先程ご紹介したCIVGIS(チブギス)のグリーンカレーと異なりココナッツミルクが別途必要になります。
原材料:
有機青とうがらし、有機にんにく、有機レモングラス、有機砂糖、有機ガランガル、有機エシャロット、食塩、有機コリアンダー、有機バジル、ひまわり油、有機こぶみかんの皮、酸味料(クエン酸)
カレーパウダー
バイオフーズジャパン有機カレー粉
有機JAS認証
有機のターメリック・シナモン・カレーリーフ・レモングラス・生姜・白胡椒の6種類のスパイスを使った有機カレー粉です。
有機農法の一種であるバイオダイナミック有機農法(製造システムにまで有機農法にこだわった考え方)と生産者を支援するフェアトレード原料が使用されています。
原材料:
有機ターメリック、有機シナモン、有機カレーリーフ、有機レモングラス、有機生姜、有機白胡椒
シンプリーオーガニックのカレーパウダー
USDA(米国農務省)およびQAI認証
てっとり早くカレー風味の料理を作れるのがカレーパウダーの魅力です。炒め物やソース、ドレッシングなどにふりかけたり混ぜ合わせたりするだけで、エスニックな料理に変身させることができますね。子供たちが大好きなカレー味で苦手な食材の対策としても使えるのが嬉しいところです。
シンプリーオーガニックはアメリカアイオワ州を拠点とする自然食品やオーガニック食品の専門商社Frontier Co-opの主に香辛料を取り扱っているブランドです。そんなシンプリーオーガニックのカレーパウダーはもちろん化学調味料一切不使用で、オーガニックの香辛料を組み合わせてカレーパウダーを作っています。アメリカのブランドですので、日本のカレーというよりはアメリカでよく食べられているインドカレーに近い味になります。日本のカレーをオーガニックで再現したいという方にはあまり向かないかもしれません。ドライカレーを作るときなどにも重宝します。
原材料:
有機コリアンダー、有機ターメリック、有機マスタード、有機クミン、有機フェヌグリーク、有機パプリカ、有機カイエン、有機カルダモン、有機ナツメグ、有機シナモン、有機トウガラシ
保存時の注意
ルーになっているものも、パウダータイプのものも基本的には冷蔵庫での保存が基本です。オーガニックのものはケミカルの保存料が入っていないため、開封したら普段のカレールゥより早めに使い切ることを心がけましょう。できれば、開封したらその場で使い切るのが一番です。
特に粉タイプのものはダニや虫などがわく可能性もありますので、密封できる容器で冷蔵庫に入れておきましょう。
また賞味期限についてですが、市販のカレー粉やルーは賞味期限がとても長いですよね。しかしオーガニックカレー粉とルーの特徴として、賞味期限或いは消費期限が短めになりがちです。繰り返しになりますが、開封後は可能な限り早めに使い切りましょう。
まとめ
カレーはどちらかというと添加物が多いイメージの食品ですが、本来は様々なスパイスをブレンドして出来上がる食品です。植物であるスパイスがオーガニックであるカレーは思いの他たくさんあるものです。スパイスの旨みをじゅうぶんに引き出すことのできるオーガニックなスパイスで、おいしいカレー料理を楽しみましょう♪