腸内細菌の一種である乳酸菌は腸内細菌のバランスを改善することによって健康に影響を与える微生物として、今注目を集めています。生まれたばかりの新生児の腸内には乳酸菌が沢山存在し悪玉菌はごくわずかですが、腸内環境は加齢とともに食事やストレスなどの影響を受けて変化します。そのため、乳酸菌を意図的に摂取し、腸内環境を整えるように心がけることが健康な腸内作りのための大事な要素となります。
乳酸菌といえばヨーグルトは有名かと思いますが、それ以外に味噌やぬか漬けなどの発酵食品には乳酸菌が豊富に含まれています。ですが、忙しい方がより手軽に乳酸菌を摂取する方法として今「乳酸菌が入った青汁」が注目されています。今回は、そんな乳酸菌が入った青汁のご紹介させていただきます！
目次
乳酸菌入りの青汁って何？
乳酸菌入りの青汁は、通常の青汁に粉末化した乳酸菌を混ぜた青汁のことです。乳酸菌というとヨーグルトやヤクルトのように液状になっているイメージが強いので、粉末？と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
乳酸菌などの生きた微生物は、フリーズドライやパルス燃焼式乾燥法という小型のジェットエンジンによる衝撃波と熱風で液体を瞬時に乾燥する方法によって、乾燥・粉末化させることができます。乳酸菌が錠剤の状態になっている新ビオフェルミンS錠などを飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。あれを細かくした粉末が、青汁に混ぜてあると考えていただければイメージがしやすいと思います。
現在は乳酸菌を健康のために取り入れたいと考える方がとても多いので、青汁に配合されたものだけでなく、乳酸菌単体の粉末やダブレットなども商品化されています。
乳酸菌入り青汁の何が良いの？効果は？
青汁は食物繊維やビタミン類、カルシウム、鉄分などが手軽に摂取できることで人気がありますが、乳酸菌入りの青汁は、通常の青汁の効果に加えて乳酸菌の効果の恩恵も受けることができます。
乳酸菌は先にも述べたとおり、腸内環境を整えてくれ、便秘予防と改善、内臓脂肪の低減、アレルギー症状の緩和などに効果があると言われています。
乳酸菌入りの青汁は特にダイエット中の方に人気があります。ダイエット中はついつい食事を減らして栄養が偏ってしまうことがありますが、そんなときに青汁は不足した様々な栄養素の摂取をサポートしてくれます。
ただし、青汁で全ての栄養素をとれるわけではないので、置き換えダイエットのように活用するのではなく、あくまでも栄養のサポートとして取り入れるようにしましょう。
では乳酸菌の入った青汁の中でも、おすすめのものをご紹介していきたいと思います！
乳酸菌が入った青汁おすすめ５選
日本薬健 25種の純国産野菜 乳酸菌×酵素
国産大麦若葉100％青汁売上No.1を記録した金の青汁ブランドの乳酸菌が配合された青汁です。九州産の大麦若葉をはじめ、25種の野菜はすべて純国産のものを使用しています。乳酸菌は1パック200億個配合されており、1杯の青汁でヨーグルト約20個分の乳酸菌を摂取することができます。沖縄産の黒糖を使用しており、ほんのり甘く牛乳などにも溶けやすいことから、毎日続けて飲みやすいと評判です。
1杯10.7kcalと低カロリーで、「食品添加物・甘味料・香料・着色料・保存料」不使用と無添加にこだわっているのも人気の秘訣です。1杯41.8円。
ヘルスタージャパン 国産三種のこだわり青汁乳酸菌プラス
国産の大麦若葉、ケール、桑の葉の3種類を美味しくブレンドして作られた青汁です。乳酸菌は1袋あたり200億個配合されています。合成甘味料・着色料は不使用です。麦芽糖と黒糖で甘味をつけてありますが、先に紹介した日本薬研の青汁に比べると甘味は少なめです。ですが、抹茶風味なので豆乳や牛乳によく合い、飲みやすいと評判です。1杯8.6kcalと低カロリーで、1杯約35円とコスパも良いのでおすすめです。
アサヒ 乳酸菌+酵素 大麦若葉
アサヒの国産大麦若葉のみを使用した青汁です。国産（九州産）の大麦若葉のなかでもまろやかで味のバランスがとれたものにこだわって選んで使用しています。乳酸菌EC-12、有胞子性乳酸菌の2種類の乳酸菌を配合しています。1袋あたり乳酸菌EC-12は300億個、有胞子性乳酸菌は1億個配合です。また、善玉菌の栄養になるフラクトオリゴ糖(チコリ抽出物)を1000㎎配合しています。
大手メーカーが作っており、かつ1杯約37円とコスパも良いので、人気のある青汁です。
伊藤園 毎日1杯の青汁 無糖
ほうれん草とブロッコリーを主体に、緑茶、ケール、長命草の5つの国産素材を使用して作られています。ケフィアというヤギや羊、牛の乳にケフィア菌つけて作られる発酵乳由来の乳酸菌が配合されているのが特徴です。また米麹由来の酵素も配合しています。なお無糖タイプ以外には乳酸菌は入っていませんので、購入時には注意してください。
1杯あたり56円と他の青汁に比べて少し高めですが、大手メーカーの厳しい品質管理基準を考えれば納得です。また毎日１杯の青汁は粉末のほか、液体も販売されており900mlのペットボトルタイプと200mlの紙パックタイプも販売されています。
ユーワ 乳酸菌+酵素 国産大麦若葉青汁
ユーワの青汁は、国産大麦若葉に乳酸菌EC-12を150億個、有胞子性乳酸菌を1億個配合しており、1日分の乳酸菌を1杯で摂ることができます。抹茶風味の味なので、ミルクや豆乳とも相性◎で飲みやすい青汁ですが、少し溶けにくいのが難点です。
ですが、今回ご紹介している乳酸菌入り青汁の中で最もコスパは良く1杯約27円なので、家計を気にせず続けやすいのがメリットです。
普通の青汁を、乳酸菌入りの青汁にする裏技
乳酸菌の入っていない青汁がすでに気に入っていて、でも乳酸菌は取り入れたいと考える方もいますよね。普通の青汁を乳酸菌入りにする方法として以下の二つが考えられます。
ヨーグルトに青汁粉末を混ぜる
一つは、ヨーグルトに青汁粉末を混ぜることです。青汁粉末をヨーグルトに混ぜることによって、青汁の苦味や青臭さを感じにくくなり、毎日摂取しやすくなります。ヨーグルトの乳酸菌も摂取できて一石二鳥ともいえます。青汁がだまになりヨーグルトとうまく混ざらないこともあるので、事前に少量の水で青汁を溶かしてからヨーグルトと混ぜるのがおすすめです。またはちみつを加える、牛乳やバナナと一緒にミキサーにかけてスムージー・ラッシー風ドリンクにするなど、アレンジも可能で、青汁の味が苦手という方に特におすすめです♪
乳酸菌粉末を混ぜる
二つ目は、お気に入りの青汁に乳酸菌粉末を混ぜることです。
粉末状になっている乳酸菌購入し、自分で青汁に混ぜるという方法です。この方法はもうすでに購入してしまった青汁に使用できるというのがメリットです。また自分にあった乳酸菌を選べる上に、乳酸菌粉末は味をほぼ変えずに使用できるので、普段の青汁にプラスしても何の違和感もなく摂取することができます。また青汁以外に混ぜたり、そのまま飲むこともできるので汎用性も非常に高いです。
おすすめな粉末はそこまで多くないのですが、新ビオフェルミンSの細粒（粉末）は個人的なおすすめです。私は毎日これを飲んでいます。スプーンで入れる量を調整できますので、お子様がいる方にもおすすめできます。またg辺りのコスパも悪くありません。
ヤクルトの青汁に乳酸菌は入っている？
ヤクルトは、数々の青汁を販売しており、大変人気のあるブランドです。ですが、現状でヤクルトから販売されている青汁の中に乳酸菌入りのものはありません。
ヤクルトはBL整腸薬という乳酸菌の粉末を販売しています。どうしてもヤクルトの乳酸菌が良いという方は、こちらを普段飲まれている青汁に混ぜてしまうのも手です。成分はビフィズス菌とカゼイ菌のみですので、効率的に乳酸菌を追加することができます。
いかがでしたか？
青汁の味には好みがあるので、実際には口コミだけでは判断しづらく、様々な青汁を試されて、自分好みのものを見つける方が多いです。
今回紹介した乳酸菌入りの青汁ですが、乳酸菌が摂取できるだけでなく、様々な栄養素を補ってくれるので、健康の一助となってくれるでしょう。
お好みの青汁を見つけて、ぜひ毎日の習慣にしてみてはいかがでしょうか？
