北海道で天然酵母や有機小麦を使ったパンが食べられるお店15選

北海道で天然酵母や有機小麦を使ったパンが食べられるお店15選
2018年7月19日 briansmile
In カフェ&レストラン
北海道

パンは発酵と小麦のマリアージュ。小麦をいかにおいしく食べるかを工夫して発展してきたのがパン作りです。おいしいパンを作るためにはよい小麦が必要で、さらに発酵のためにはよい酵母と発酵技術が必要です。その点に着目してみると、最近では自家製の天然酵母を使い、常に変化する温度や湿度に合わせて発酵をコントロールする技術を磨いた作り手も増えてきています。北海道は小麦粉の一大産地であり、乳製品も鮮度の高いものが入手できるので、パンを作るには恵まれた土地といえるでしょう。今回は北海道で天然酵母や食の安全に配慮した有機小麦を使ったパンが食べられる店を紹介します。札幌を中心に、ドライブコースに組み入れられるロケーションも考慮して選びました。

訪問の際の注意点としては、多くの店が営業時間内でもパンが売り切れたら営業終了になってしまうことです。特に札幌以外は要注意。わざわざ行ったのに閉店してたということがないように、事前のチェック、確認をおすすめします。

札幌

パンオトラディショネル【円山公園】

Posted by パンオトラディショネル円山本店 on Monday, September 30, 2013

『パンオトラディショネル』は、全国的な店舗展開を行う人気店『メゾンカイザー』の姉妹店で、本店は札幌市の円山地区にあります。『メゾンカイザー』といえば、パリのフィガロ紙で「No1クロワッサン」に選ばれたことで有名な『エリックカイザー』が日本で展開するブーランジェリー。その直伝の味が札幌でも楽しめます。こだわりは天然酵母の「ルヴァンリキッド」。これをほぼすべての商品に使うことにより、味と香りに深みが増しています。看板商品はなんといっても「バゲット」と「クロワッサン」。バゲットは香ばしくクリスピーな表面に中身はふんわりながらしっとり感のある食感です。「クロワッサン」は驚くほどのサクサク感とバターの甘い香りに魅せられます。その他、エキストラバージンオリーブオイルを練り込んだ生地の「チャパタ」はドライトマトやピスタチオ味が人気、全粒粉(皮つき小麦粉)の「プチコンプレ」などのハード系パンもこの店の売りのひとつです。円山本店には店内にイートインとしても利用できるカフェスペースがあり、焼き立てのパンを食べることができます。

店舗名 パンオトラディショネル
住所 北海道札幌市中央区南1条西27丁目1-1
電話番号 011-688-6201
営業時間 9:00-20:00
定休日 マルヤマクラスの休館日
公式サイト http://www.traditionnel.co.jp/ 
Facebook @painautraditionnel.maruyama

円麦【円山公園】

長いお休みを頂き、ありがとうございます。
円麦は看板の位置を少し高くして再スタートです。

Posted by 円 麦 on Saturday, July 25, 2015

札幌で有機小麦のパンが購入できる店が『円麦(まるむぎ)』です。円山公園駅の近くですが、住宅地に少し入った場所にあります。「有機小麦100%」を正式に掲げている貴重な一軒です。有機小麦粉の中でさらに北海道産となると国内の小麦粉生産量の0.2%以下ですが、そんな希少な北海道産有機小麦粉を半分の商品に使用しています。

さらにパンに入れるナッツやドライフルーツ、チョコレートやオリーブオイル、塩、砂糖まで有機やオーガニックのものを使用しています。酵母はドイツの有機天然酵母を使用するというこだわりです。

北海道有機小麦粉を贅沢に使用した「白いパン」メニューには定番の「バゲット」や「食パン」、山川自然牧場の濃厚なジャージー牛乳だけで練り上げた「山川牛乳パン」などがあります。十勝音更町の有機全粒粉小麦を中心に焼き上げた「茶色いパン」には、「パン・ド・カンパーニュ」や土日限定の「全粒粉のクルミパン」など。その他の「アレンジパン」メニューにはこれも定番の「クロワッサン」や十勝の特別栽培小豆の「元気小豆」を店で炊いて作った「円麦あんぱん」など、健康によいたくさんのパンが店に並んでいます。

店舗名 円麦
住所 北海道札幌市中央区南3条西26丁目2-23
電話番号 011-699-6467
営業時間 7:00-17:00
定休日 月曜日、火曜日
公式サイト https://marumugi.wixsite.com/marumugi
Facebook @crustfircrum

ブーランジェリーコロン 本店【バスセンター前】

Posted by Boulangerie coron – ブーランジェリー コロン on Thursday, April 26, 2018

『boulangerie coron ブーランジェリーコロン』は、2012年開店の比較的新しいベーカリーショップで、東京世田谷の人気店『シニフィアン・シニフィエ』の志賀勝栄氏がグランシェフを務めています。「その土地のパンにはその土地の食材が一番合う」という考えのもと、小麦粉は北海道産100%、その他の食材もできる限り北海道産のものを使っています。

またcoronでは小麦粉の本来持つおいしさを引き出すために自然酵母を使い、通常より数倍の時間をかける「低温長時間発酵製法」によるパン作りを行っています。その代表作が「バゲットcoron」。小麦粉本来の香りと深みのある味わいにその手法が表現されています。チーズやワインとの相性も抜群で、店内でも北海道産のワインやチーズが販売されています。

もうひとつのおすすめが「北海道産とうきびのリュスティック」。パリッとした皮にトウモロコシのジューシーさのハーモニーが人気の理由で、まさに北海道ならではのおいしさです。本店よりもアクセスのよい「赤れんがテラス店」や札幌駅なかの「パセオ店」もあります。

店舗名 ブーランジェリーコロン 本店
住所 北海道札幌市中央区北2条東3丁目2-4
電話番号 011-221-5566
営業時間 9:00-18:30
定休日 不定休、年末年始
公式サイト http://www.coron-pan.com/
Facebook @boulangeriecoron
Instagram @boulangerie_coron5566




ブランジェリー ラ・フォンティヌ・ドゥ・ルルド【西28丁目】

『ブランジェリー ラ・フォンティヌ・ドゥ・ルルド』は札幌のジャンプ台で有名な大倉山の麓にある一軒家の小さな店ですが、「食べログ」の札幌のパン屋で第1位にランキングされる超人気店です。食べた時に「おいしい」と思えるパン作りを基本にしており、パンの特徴に合わせ北海道産やフランス産の小麦粉を使い分けています。天然酵母「ルヴァン」を使用した長期熟成タイプのハードパンやクロワッサンが看板商品です。「バゲット」はフランス産小麦粉を使い、しっかりと焼いたクラスト(表皮)と、もっちり感のあるクラム(内相)のバランスが秀逸。「クロワッサン」はサクサク感に発酵バターの香りと甘さが特徴です。札幌の中心地からは少し離れていて訪問には困難が伴いますが、店舗の周辺からは札幌市内が一望でき、そのロケーションも楽しみのひとつでしょう。とにかく大人気の店、午後には売り切れ商品が多くなるので午前中、なるべく早い時間の訪問がおすすめです。

店舗名 ブランジェリー ラ・フォンティヌ・ドゥ・ルルド
住所 北海道札幌市中央区宮の森4条12丁目10-1
電話番号 011-616-2320
営業時間 10:00-18:00(平日)8:30-18:00(土曜日、日曜日、祝日)
定休日 火曜日、水曜日
公式サイト http://miyanomori-lourdes.com/index.html

ブーランジェリー ぱん吉【札幌駅】

『ブーランジェリー ぱん吉』は札幌駅北口から徒歩約5分、北海道大学正門近くという好立地にあり、そのアクセスのよさもあって札幌では人気のパン屋の一軒になっています。自家製の天然酵母にこだわり、小麦粉も北海道産の「春よ恋」や「はるゆたか」をはじめ10種類以上を使い分けたり、数種類をブレンドしています。

人気の「クロワッサン」は北海道の乳業メーカーの発酵バターを使った香り高いものですが、バニラビーンズ入りのカスタードクリームがたっぷり入った「クロワッサン コルネクリーム」や黒ゴマの入った「クロワッサンセサミ」などいろいろなバリエーションがあります。

クロワッサンとともに商品の半分を占めるハード系のパンが評判の店ですが、朝から販売されているひき肉のチリソースにトマト、レタスを挟んだ「カイザーサンド」や「ソーセージドッグ」などは人気商品のため午前中に売り切れになることもしばしばです。札幌駅から至近の場所にあるので、旅行の際に電車での食事用などに買いに寄るのもよいかもしれません。

店舗名 ブーランジェリー ぱん吉
住所 北海道札幌市北区北8条西4丁目18
電話番号 011-756-6230
営業時間 9:00-19:00
定休日 日曜日、祝日

boulangerie Paume(ブーランジェリーポーム)【新川】

本日より通常営業です^^
【4周年感謝プレゼント】
1月6日で当店は4周年を迎えます。
これも皆様に支えていただきましたおかげです!
感謝、感謝です。
本当にありがとうございます。
感謝の気持ちをこめまして、心ばかりではございますが、1/6(水)に限り、新川店・南3条店にて、先着30名様に焼き菓子をプレゼントさせていただきます。
皆様のご来店お待ちしております☆

Posted by ブーランジェリーポーム on Sunday, January 3, 2016

『boulangerie Paume(ブーランジェリーポーム)』は、「やさしいパンを手のひらに」をコンセプトとしているベーカリーで、「Paume」とはフランス語で「手のひら」の意味です。小麦粉は北海道産を100%使用し、乳化剤や保存料、着色料などは一切使用せず体に優しいパンを製造・販売しています。干しぶどうから自家培養し長時間熟成した天然酵母を使い、小麦粉など素材のよさを引き出しています。

人気の「クロワッサン」は麦の味と香りが感じられる一品、ハード系の「ノアレザン(クルミとレーズン)」も噛めば噛むほど味が深くなっていきます。その他ではデニッシュ系のパンもおすすめで、「シナモンロール」はデニッシュ生地がふわふわでサックリな食感。「クリームパン」は注文を受けてから自家製カスタードクリームを充填するというほどのこだわりです。

本店は札幌市内でも中心地から少し離れた場所にありますが、札幌中心部狸小路近くの「南3条店」はアクセスにも便利で小さなイートインもある、とても利用しやすい店舗なのでこちらもおすすめです。

店舗名 boulangerie Paume(ブーランジェリーポーム)
住所 北海道札幌市北区新川4条4丁目1-65
電話番号 011-764-3039
営業時間 9:00-19:00
定休日 火曜日
公式サイト http://paume-style.jp/
Facebook @paumestyle

ベーカリーコネル【新さっぽろ】

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『ベーカリーコネル』はJR新さっぽろ駅から徒歩で約15分と、札幌中心部からは少し離れた場所にありますが、パンを買いにくるお客さんで溢れる人気店です。テレビなどのメディアで紹介されたこともありますが、やはりこの店のパンの味に惚れ込んだファンが多いということでしょう。「北海道だからこそこだわった素材を使う」をコンセプトに北海道の各地からバターや牛乳、チーズなどの乳製品を厳選しています。「ゆめちから」、「きたあかり」、「春よ恋」などの北海道産小麦を100%使用し、できる限り添加物を使わない安全なパン作りを行っています。酵母には「ホシノ天然酵母」を使うことにより、歯切れのよさとモチモチの食感を両立させ小麦本来の旨みを引き出しています。「クロワッサン」は発酵バターを使用、外はサクサク、中はもっちりに仕上がります。「ゴーダチーズ ライ麦」は十勝産モッツアレラチーズを使用、バジルや黒コショウが香ります。その他、卵や牛乳を使わない「沖縄黒糖食パン」や変わり種では十勝産納豆を使った「納豆デニッシュ」などが人気の商品になっています。

店舗名 ベーカリーコネル
住所 北海道札幌市厚別区厚別東2条3丁目7-1
電話番号 011-557-0708
営業時間 8:00-18:00
定休日 火曜日
公式サイト http://bakery-coneru.com/
Instagram @bakery_coneru


ベーカリーパオン【西18丁目】

好評のバジルベーグル!
(小麦使用)
もう少し続けられることになりました♪
ご予約も承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

Posted by ベーカリーパオン on Thursday, September 7, 2017

『ベーカリーパオン』は、札幌のおしゃれ地区「円山裏参道」にある人気のベーカリーです。パン作りには健康を考えた安全な素材を厳選しています。オーガニックのレーズンから作った天然酵母、北海道の小麦、道内の契約農家の無農薬野菜を使用、塩や卵、乳製品もこだわりをもって選んでいます。特に小麦粉は北海道産でポストハーベスト農薬(収穫後に使う農薬)の心配のないものを使用、北海道産小麦粉のおいしさを広める「麦チャンサポーター」の登録店になっています。店に並ぶパンはソフト系が中心で、天然酵母使用らしい柔らかい仕上がりが特徴です。ラインアップが豊富な「ベーグル」は全て北海道産の小麦を使用した全粒粉入りで、プレーンにオレンジやブルーベリー、ゴマや黒糖などの味が揃っています。さらに「ベジクル」という野菜のベーグルにはパセリやニンジン、コーンにトマトなどがあります。その他「季節のベーグル」として春のクランベリー、夏のマンゴー、秋のマロン、冬のカボチャなどが用意され、土日限定の「キッシュ」も人気の一品です。

店舗名 ベーカリーパオン
住所 北海道札幌市中央区南1条西21丁目1-13
電話番号 011-611-7667
営業時間 9:00-19:00
定休日 月曜日
公式サイト http://bakerypao.web.fc2.com/index.html
公式Facebook @bakerypao

健考社【中島公園通】

本日、明日と健考社は通常通り営業しています!
来週からGWになりますが、健考社は来週
は通常通り営業して五月の最初の金曜日土曜日がお休みになります。

Posted by 無添加天然酵母パン健考社 on Thursday, April 20, 2017

『健考社』のコンセプトは、店名どおり『食と健康を考える』です。健康を阻害しない厳選された材料を使用したパン作りをしており、小麦は北海道の自然栽培「はるきらり」をはじめ、北海道産のものにこだわります。安全、安心を心掛けており砂糖、塩、バター、油脂なども厳選したものを使用しつつ、「バゲット」や「カンパーニュ」など牛乳、卵、油脂を使わないパンも焼いています。自家製天然酵母を使用し焼き上げたパンのふんわり感が自慢で、パン一個一個を個別包装にしてトングを置かず手で持てる販売形態をとっています。

営業は毎週の金曜日と土曜日のみですが、その他の日も予約(2日前まで)での購入には対応してくれます。乳製品を使わない商品を製造する一方で、北海道ならではのクオリティの高い材料を使用した「クリームパン」は冬季限定となりますが、大人気の商品になっています。

店舗名 健考社
住所 北海道札幌市中央区南12条西9-1-6
電話番号 011-522-9758
営業時間 10:00-17:00 金曜日、土曜日のみ営業
定休日 日曜日~木曜日
Facebook https://www.facebook.com/kenkousha1993/

シロクマベーカリー 本店【南郷13丁目】

今日はよいお天気ですね。店内にも陽光が射しこみ、とても気持ちがよいです✨
お散歩がてら、どうぞいらして下さいませ。

Posted by シロクマベーカリー on Monday, April 16, 2018

『シロクマベーカリー 本店』では天然酵母は「ホシノ酵母」を使用しており、小麦粉は北海道新篠津村のファーム田中で栽培された有機小麦の「はるきらり」です。

どれも人気のパンが店頭に並びますが、店の名を冠した「シロクマの手」がおすすめ。クマの手をモチーフにした左右でワンセットのかわいい菓子パン、それぞれに違う味のジャムやクリームが入っていて2種類の味が楽しめます。食パンは「はるきらり」で作った「オーガニックブレッド」や油脂を一切使用しない「天然酵母食パン」、大麦湯種製法による「大麦食パン」などがあり、食事のスタイルに合わせて選択できます。店内は1階が販売コーナー、2階がイートインになっていて、1階で購入したパンをそのまま2階へ持って行って食べることができます。札幌の中心部からは少しだけ離れますが、地下鉄の駅からも近いので、天然酵母と有機小麦のパンを食べるならぜひ訪れたい名店です。

店舗名 シロクマベーカリー 本店
住所 札幌市白石区本郷通13丁目南5-20
電話番号 011-598-0151
営業時間 9:00-19:00
定休日 水曜日、第3火曜日
公式サイト https://www.shirokuma-bakery.com/
Facebook @shirokumabakery
Instagram @sirokumabakery
twitter @shirokumabakery

函館

ぱん屋 wakka【函館/五稜郭】

Posted by ぱん屋wakka(ワッカ) on Wednesday, May 16, 2018

函館からは『ぱん屋 wakka』をご紹介します。「wakka」とはアイヌ語で「きれいな水」という意味で、北海道の大自然が育んだ素材ときれいな水によるパン作りをしています。『ぱん屋』とひらがなにしたのは、日本人の毎日の食事に合った「日本のパン屋」であるとの思いからだそうです。天然酵母は100%穀物と水だけで培養された「あこ天然酵母」を使用することで、ふっくら柔らかい仕上がりのパンになります。店名にもしているこだわりの水は、函館からほど近くの名水「七飯の湧水」。小麦粉は全て北海道産、その生地には添加物、保存料は一切使用していません。一番人気は「クロワッサン」。外のパリッと感と中のもっちり感のバランスが絶妙で、小麦と発酵バターが香ります。店名をとった「わっかぱん」はその名の通り「輪っか」の形で、ベーグルサンドに最適です。食パンも自慢で、牛乳、油脂入りの「角食」、牛乳も油脂も使わず北海道産小麦で作った「はるゆたかの山型食ぱん」、「全粒粉の山型食ぱん」の3種類があります。小さいながらメニューは豊富で、函館のパン屋ではおすすめの一軒です。

店舗名 ぱん屋 wakka
住所 北海道函館市美原4-37-19
電話番号 080-9610-0088
営業時間 9:00-18:00
定休日 日曜日、月曜日
公式サイト http://www.panya-wakka.com
Facebook @panya.wakka

ニセコ

奥土農場

Posted by 奥土農場石窯パン工房 on Wednesday, November 30, 2016

『奥土農場(おくつちのうじょう)』は、「蝦夷富士」と呼ばれる名峰羊蹄山の麓で「自家栽培の安心素材」にこだわってパン作りを行っています。ライ麦やぶどう由来の天然酵母を使い、小麦「はるゆたか」やライ麦も自家栽培しています。さらにパンに使う野菜のかぼちゃ、大豆、とうもろこし、黒豆などもできる限り農薬を使わない安全栽培で、食の安全についてはトレーサビリティからいっても最高レベルといえるでしょう。

パンは農作業の合間にレンガを積み上げて、半年がかりで作り上げた石窯で焼いています。手作りの石窯に手積みした薪なので、火加減はお手の物、パンは最高の状態に焼き上がります。パンの味はご主人が勉強中にドイツで食べたものがベースとなっているそうで、代表作は「ライ麦パン」。自家の畑で栽培したライ麦にレーズン、クルミ、キャラウェイシードが入っています。「ライプレーン」もサンドイッチなどにおすすめです。

チーズフォンデュに最適な「田舎パン」は小麦粉、酵母、塩、水だけで作っています。ニセコの雄大な自然も楽しめるロケーション、ぜひ北海道旅行のドライブコースに入れてみてください。

店舗名 奥土農場
住所 北海道虻田郡ニセコ町字近藤421
電話番号 0136-44-1095
営業時間 10:00-18:00
定休日 不定休
公式サイト http://www.okutsuchi-farm.com/
Facebook @okutsuchi1979

Boulangerie JIN

『ブーランジェリー ジン(Boulangerie JIN)』は、日本百名山のひとつである「羊蹄山」の裾野の村、真狩にある北海道でも指折りの人気ブーランジェリーです。ご主人は「洞爺湖サミット」の会場にもなったウインザーホテル洞爺の「オテル・ド・カイザー」出身の腕利きです。ご主人の腕、薪窯、水、空気などすべてがひとつになって、この場所で最高のパンが焼きあがります。もちろん素材にもこだわり、地元真狩産の小麦粉をメインに北海道産のもの、酵母もその小麦やライ麦から培養した天然酵母を使用します。

人気のパンが揃う中でも「クロワッサン」が断トツ人気で、熱狂的なファンがいるほどです。その外生地のサクサクした繊細感と食感に、バターの香りと甘みが広がります。チョコ系のパンも人気で、「チョコクロワッサン」や「パン・オ・ショコラ」は他店とはひと味違ったおいしさです。尚、最寄りの駅からも車で30分近くかかるので、最初からニセコ・真狩付近のドライブコースに組み込むことをおすすめします。

店舗名 ブーランジェリー ジン(Boulangerie JIN)
住所 北海道虻田郡真狩村桜川45-8
電話番号 0136-45-2773
営業時間 9:00-18:00
定休日 日曜日、月曜日

帯広

風土火水

Posted by 風土火水 on Saturday, April 14, 2018

帯広の『風土火水(ふうどかすい)』は、安心安全な作物から自然な製法で作られたパンは人にやさしいという考えから「自然に寄り添う店」をモットーにしています。それゆえにオーガニックにはこだわりがあり、小麦は有機栽培のもの、天然酵母も有機小麦由来のルヴァン種を使っています。ひまわりの種やゴマ、かぼちゃの種などの雑穀も有機栽培のもの、柑橘類もゆず、いよかんなども無農薬のものを使う徹底ぶりです。さらに保存料などは完全無添加で、イーストやトランス脂肪酸も使っていません。

「十勝(パン・オ・ルヴァン)」は小麦、酵母、塩だけというシンプルな作りゆえに素材のよさが味の決め手で、熟成感のあるルヴァン種の旨みが際立つ一品です。時期によってライ麦入りか全粒粉のみのものを焼いています。「杖(バゲット)」は十勝産小麦のよさを活かした軽めの仕上がり。サンドイッチにしたり、スープにもよく合います。

札幌以外で有機小麦までにこだわった店としては一番のおすすめです。

店舗名 風土火水
住所 北海道帯広市西10条南1-10-3
電話番号 0155-67-7677
営業時間 10:00-15:30
定休日 月曜日、火曜日
公式サイト https://fudokasui.jp/
Facebook @fudokasuibakery

富良野

あるうのぱいん【美瑛】

『あるうのぱいん』は「パッチワークの丘」でお馴染みの観光地、美瑛にある自然たっぷりのベーカリーカフェです。ユニークな店名は「パンがあるよ」を逆さにしてもじったもの、そんな不思議なところもこの店の魅力ですが、なんといっても美瑛の大自然の中というロケーションが最大の売りといえます。テラス席もあり、美瑛の草原を眺めながらの食事ができます。パンは天然酵母と北海道産の小麦粉による手作りのものが常に5~6種類用意されます。

食事セットにもパンが提供され、一番人気の「チーズフォンデュセット」はくりぬかれたパンを容器にしてチーズを入れたもので、そのチーズに野菜やソーセージをつけていたあと、最後はチーズパンとしておいしく食べることができます。北海道観光のコースに入れるのに最適なカフェですが、営業期間が4月上旬から10月下旬まで、時には10月中旬で終了してしまうこともありますので、事前に確認をおすすめします。

店舗名 あるうのぱいん
住所 北海道上川郡美瑛町大村村山
電話番号 0166-92-3229
営業時間 11:00-17:00(4月上旬~10月下旬)
定休日 木曜日、金曜日
公式サイト http://www.geocities.jp/aruu_no_pain/index.html




いかがでしたか?

どうしても札幌が多くなりがちですが、函館やニセコ、帯広にも天然酵母や有機小麦を使っているパン屋さんがあるのは嬉しいですね♪ただ札幌以外は殆どが車がないとアクセスし辛い所にありますので、観光ついでに行きたい場合は車の手配をしてから訪問するようにするのをおすすめします!