長持ちさせよう!オーガニックワイン保存方法まとめ

長持ちさせよう!オーガニックワイン保存方法まとめ
2016年6月14日 ローラン編集部
In フード全般

ワインは「鮮度が命!」と言われるほど、温度に敏感な飲み物です。しかし自宅にワインセラーを置ける方はそれほど多くありません。ワインセラーを持っていない人向けのオーガニックワインの正しい保存方法について紹介していきます。
ワインを正しく保存し、美味しいワインをゆっくり楽しみましょう。
 

 

オーガニックのワインで特に気をつけることはあるの?

オーガニックのワインだからという理由で特に気をつけることはありません。オーガニックのワインも普通のワインと同じレベルで気をつけて保管すれば問題ありません。
もちろん温度変化の少ない場所で保管し、開封後も適切に保存ができないと劣化が早まってしまいます。そこで開封前・開封後にわけて保管方法をご紹介します!

開封前の保存方法

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買ってからすぐワインを飲む場合もあれば、大切な日に飲むために買った後しばらく保存することもありますよね。開封前のワインだから、どこで保存しても一緒ということはありません。開封前のワインにも正しい保存方法があるのです。

1.温度を一定に保つこと

これが開封前でいちばん大事なことかもしれません!(もちろん直射日光に当てるなどはもっての外ですが)
ワインにとっての理想的な温度は15℃前後、湿度65〜80%と言われています。そして何より大事なのは温度差を作らないこと!ワインセラーの主な目的はこの温度差を作らないことです。
ワインセラーが無い状態でワインセラーの状態に近づけるのがワインの保管でいちばん大事な点です。
そのため購入後のワインは玄関収納や押し入れなどの日の当たらない涼しい場所で保存しましょう。もちろんご家庭によって収納棚や押し入れの配置は違うため一概には言えませんが、温度変化が少ない場所が必ず一箇所はあるはずなのでそこに寝かせておきましょう。
なお、夏には玄関収納や押し入れでも温度が上昇しますので、次にご紹介するようにワインを新聞紙で包み、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

2.ワインは新聞紙に包む

ワインはコルク栓から外部の匂いを吸収します。そのためワインを保存する際にはワインを裸で保存するのではなく、新聞紙を2重にして保存するのが良いでしょう。またコルクは劣化・乾燥していくため、コルク栓をラップで巻いて輪ゴムで止めることで、コルク栓の乾燥を防ぐことも可能です。

3.ワインを音と振動から守る

ワインは光に敏感です。直射日光のみならず、蛍光灯の光であっても、当て続けることでワインの味、風味も変わってしまいます。また、ワインには振動も大敵です。振動を与えると酸化が早まってしまい、風味が落ちてしまいます。そのため電気機器など、微弱だとしても振動を発生するものの近くにワインを置かないように気をつけましょう。

開封後の保存方法

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ワイン1本をすぐに飲み切るのは、なかなか難しいものです。美味しいワインであれば何日かに分け、美味しさを長く楽しみたいですよね。
まず、開封後のワインは可能であれば立てて保存しましょう。空気(酸素)との接地面積を少なくすることにより、酸化が多少は遅くなります。とはいえ当然、ワインは開封したらなるべく早く飲み切るのが良いですが、開封後のワインを少しでも長く楽しむために、ワインセーバー(ワイン栓)を使った保存をおすすめします。





ワインセーバーを使用する

ワインセーバーとは、ワイン内の空気を吸い出し、真空に近い状態にするものです。ワインセーバーを利用した状態で冷蔵庫にて保存することで、約1週間程度はワインが楽しむことができます。もちろん保存できる期間はワインの種類や状態によって変わりますので、ご注意ください。
今回はおすすめできるワインセーバーを4つピックアップしてみました。

VACUVIN バキュバン

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1983年に発明されて以来、20年以上販売している、ロングセラー商品。レストランで店員さんがこれでキュポキュポ空気を抜いているのを見たことがある方もいるのではないでしょうか!
専用栓をワインに付け、付属のポンプを上下することで簡単に空気を抜きます。価格もリーズナブルであるのもポイントで、ワインだけでなく、醤油瓶や生ジュースにも利用可能なのが嬉しいポイントです!

【正規輸入品】vacu vin
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recolte レコルト イージーワイン キーパー

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フランスの調理家電メーカーである、recolte。コンパクトでカラフルそしてスタイリッシュが特徴です。
ワインにこちらのワインにセーバーをはめ、手のひらで数回プッシュすると空気が抜けます。
また、日付マーカーがついているため、開栓日を記録しておくことができるので便利です。

デンソー ワインセーバー WIS-100

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上記2つと同様の吸引式真空保存ワインセーバーですが、こちらは電動で空気を抜いてくれるためかなり高価になってしまいます。
ただし天下のデンソー製なのでクオリティは抜群!ワインセーバーをワインに差し込むと、センサーが感知し自動で空気を抜き始めます。空気を抜いている間、ライトが点滅し、どのくらい真空が進んでいるかをお知らせしてくれる優れもの。真空完了時にもライトが点滅後、消灯し自動的に動作が停止します。

デンソー(DENSO)
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Platypus(プラティパス) プラティ・プリザーブ

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こちらは、パック詰め方式の保存容器です。こちらにワインを注ぎ、空気を抜き、キャップを閉めます。
こちらは超軽量ボトル(水筒)として有名なメーカーが開発した製品。何度か開けても都度空気が入らないよう保存が出来ます。
飲み残し保存以外にも、キャンプやピクニックなどの屋外での使用にも持ち運びし易い点で適しています。

 
 
ワインは、劣化が早い飲み物ではありますが、ちょっとした一手間だけで、ワインを少しでも長く美味しく味わうことができます。
ぜひ、皆さんも実践してみてください。