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バレンタインにフェアトレードチョコレートはいかがですか?
バレンタインも近づき、街を歩けばチョコレートをよく見かけますね!特に自然食品店で目立つのが「フェアトレードチョコレート」。
今回はおすすめのフェアトレードチョコレートのブランドをご紹介します!
フェアトレードチョコレートとは
フェアトレードチョコレートとはその名の通り生産者とフェアにトレードされているチョコレートのことです。フェアトレードとは発展途上国で作られたものを先進国の買い手が買い叩くのではなく、適正な価格で取引をして生産者の社会的な自立を促進するための取り組みです。『オーガニックとロハス、エシカルの違いって何?』という記事内でも紹介しましたが、これまで発展途上国の人々の暮らしに関心のなかった人でも商品を購入するついでに発展途上国の生産者の生活向上に貢献でき、フェアトレードで取引された商品を買うだけなので気軽に参加し易いという利点があります。
しかし、どれがフェアトレードのものなのかよくわからないという疑問をもつ人も多いですよね。簡単な見分け方に、国際フェアトレード認証ラベルというものがあります。国際フェアトレード認証ラベルは第三者機関が定期的に監査を実施し、その商品が国際フェアトレード基準を遵守していることを証明する証です。
(画像引用:www.fairtrade-jp.org)
商品にこのラベルがついていなくてもフェアトレードのものもあります。それは、WFTOに加盟している場合です。
(画像引用:www.wfto.com)
WFTOというのは、World Fair Trade Organization(世界フェアトレード機関)のこと。WFTOに加盟し、生産者の労働条件、賃金、児童労働、環境などに関して基準を満たしていることを認められた団体は上のWFTOマークを取得することができます。WFTOはフェアトレードではない商品もつくる企業は加盟できないので、WFTO加盟団体の商品はフェアトレードのものだといえます。
また、以上のふたつ以外にもフェアトレードとして販売されている商品があります。実はフェアトレードには基準となる法律がないため、独自の基準でフェアトレードといって販売しているものもあるのが実態です。中には「プロモーションの一環としてフェアトレードと謳っているだけで、実態は異なる」という酷い状態のものから、「フェアトレードとして第三者機関から認証されるのには時間もコストもかかるため、あえて認証をとらずに国際基準よりも厳しい基準で生産者の自立支援に取り組んでいる」という組織もあり、非常にバラバラです。
私達が簡単に調べられないような実態もあるので、認証は安心のひとつの基準です。フェアトレードにはこのような実態があるということを知っておくことが選ぶ際の参考になるのではないでしょうか?
オーガニック&フェアトレードのおすすめブランド
フェアトレードチョコレートの中でも、更にオーガニックの原材料を使用している人気チョコレートブランドをご紹介します。
MAESTRANI(マエストラー二 / スイス)
オーガニック認証機関:IMO(スイス)
フェアトレード認証機関:HAND IN HAND(ドイツ)
マエストラー二社は、1852年創業のスイスのチョコレート製造の老舗です。
ドイツの「HAND IN HAND」というフェアトレード認証機関によって認定を受けた有機農家から原材料を購入し、製造・加工を行っている100%オーガニックのチョコレートです。乳化剤、香料、保存料などの食品添加物は一切使用されていません。
マエストラー二社で特に人気が高いのがこの「てんとう虫チョコレート」。てんとう虫は古くからヨーロッパで幸せのシンボルとされています。ミルクチョコレートの中にヘーゼルナッツクリームが入っていて口溶けもなめらか。色もバレンタインにぴったりなので、大切な方へのギフトの他、友チョコにしても喜ばれそうですね!
Amazonで購入することができます。
BELVAS(ベルヴァス / ベルギー)
オーガニック認証機関:CERTISYS(ベルギー)
フェアトレード認証機関:国際フェアトレード
ベルヴァスは1978年にベルギーでも数少ないオーガニックチョコレートブランドとして設立されたブランドです。熟練のショコラティエが世界各地から厳選したオーガニック食材を加工したチョコレートは、芳醇な香りととろけるような滑らかな食感が絶妙で食べ始めると止まらなくなります。オーガニックとフェアトレードだけでなく、世界初の完全なグルテンフリーのチョコレートメーカーの認証も得ているため、世界中の食の関心の高い人から愛されているブランドです。
「オーガニックブリュドノワールダークチョコレート」は有機ココナッツシュガーを使用た、低GI値オーガニックチョコレートです。
バレンタインのギフトには「オーガニックギフトチョコレートセレクション」がおすすめ。ダークチョコレート、塩キャラメル、ココナッツダークチョコレート、ホワイトチョコなど8種類のフレーバーを楽しむことができます。
オンラインストアはもちろんAmazonでもベルヴァスのチョコレートを購入することができます。
LANDGARTEN(ランドガルテン / オーストラリア)
オーガニック認証機関:LACON(ドイツ)
フェアトレード認証機関:国際フェアトレード
1989年からフェアトレードのオーガニックチョコレート商品を製造しているランドガルテン社。フリーズドライのフルーツをオーガニックチョコレートで包んでいます。甘酸っぱいフルーツとチョコレートが絶妙な美味しさです。
フリーズドライされたフルーツはオーガニックフルーツを使用し、チョコレートは最高品質のオーガニックかつフェアトレードのベルギーチョコレートを使用しています。また、GMOフリー(遺伝子組み換え農作物不使用)、ピーナツフリー、グルテンフリー、ヴィーガン対応なので安心です。
オンラインストアはもちろん、Amazonでもランドガルテンのチョコレートを購入することができます。
zotter(ゾッター / オーストリア)
オーガニック認証機関:LACON(ドイツ)
フェアトレード認証機関:国際フェアトレード
ゾッターの創業者であるヨーゼフ・ゾッターは有機農法の原材料のみを使うことでチョコレートを食べる生活者の安全や健康を守りながら、同時に生産者の住む土地の安全も保障することこそが真のフェアトレードとし、オーガニックとフェアトレードは切り離せないものと考えています。そのため、毎年中南米のカカオ栽培地域を訪れて生産者と交流し、自らの手で確かな品質のカカオを適正価格で調達しています。
どのチョコレートも美味しいですが、フレーバーチョコレートはオーガニックフルーツやココナッツをふんだんに使用し、これまでの認識を変えてしまうほどの美味しさでおすすめです。
ゾッターのチョコレートはAmazonで購入することができます。
Chocolet Stella(ショコラ・ステラ / スイス)
オーガニック認証機関:bio.inspecta(スイス) / 有機JAS(日本)
フェアトレード認証機関:国際フェアトレード
ショコラ・ステラはスイスのオーガニック&フェアトレードチョコレートです。現在、世界50カ国で販売されています。
乳化剤を使用せず、スイスの伝統的なチョコレート製法で時間をかけて丁寧に材料を練り上げるため、なめらかな口溶けです。カカオ豆、砂糖、フルーツなど使用される材料はすべてオーガニックと徹底しているため、人工香料も使用していません。
ダークチョコレートにオレンジフレーバーの入った定番の「ダークオレンジ」、カカオ分60%のダークチョコレートの苦味とザクロの爽やかな酸味が合った「ダークザクロ」、砂糖の代わりにココナッツシュガーを使用した南国感のある「ココナッツ」、その他「ミルク」「ダーク」「アーモンド」の6種類が日本で発売されています。本場スイスでは「バオバブ」「カカオ100%」など日本では発売していない種類も数種類あるので、気になりますね!
ショコラ・ステラはAmazonで購入することができます。
フェアトレードチョコレートおすすめブランド
完全にオーガニックの素材でつくられているわけではありませんが、フェアトレードで、素材も厳選されたものを使用している人気のチョコレートブランドです。
DIVINE Chocolate(ディバイン チョコレート / イギリス)
フェアトレード認証機関:国際フェアトレード
イギリスでフェアチョコレートいえばディバインというほど定着しているチョコレートです。児童労働や環境破壊のないカカオ農園で育てられた高品質のガーナ産フェアトレードカカオを使用し、フェアトレードの砂糖やバニラで作られています。
2016-2017年の板チョコのラインナップは、ビター、ミルク、トフィー&シーソルト、ストロベリーホワイト、マンゴー&ココナツ、ホワイト、アーモンド&レーズンの7種類です。チョコバーは、ミルク、キャラメルダーク、キャラメルミルク、ホワイト、オレンジミルクの5種類です。
中でもいちおしは、板チョコのストロベリーホワイト。ドライ苺のサクッとした食感と苺ミルクのような甘酸っぱい風味が特徴で、味も見た目も可愛いプレゼントにおすすめのチョコレートです。
ディバインチョコレートは、楽天やAmazonで購入することができます。
People Tree(ピープルツリー / 日本・一部のみオーガニック)
最後は日本のピープルツリーのチョコレートです。ボリビア北部の農家の組合「エル・セイボ」で作られた有機栽培のカカオ豆や、フィリピンの黒砂糖などフェアトレードの原材料を使用しています。カカオマス、ココアバター、砂糖を練り上げる際に乳化剤を使用せず、スイスの伝統的な練り技術によって最大72時間練ることで極上の口溶けに仕上げました。高価な溶けやすいココアバターを贅沢に使用しているため、植物性油脂のチョコレートとは口溶けが違います。ですがその分溶けやすいため、秋冬限定の発売です。イラストレーターの大神慶子さんのオリジナルイラストのパッケージも人気。
「ミルク「ヘーゼルナッツ」「オレンジ」「レーズン&カシューナッツ」「ホワイト・クリスピー」「シナモン」「ホワイト・ジンジャー&レモン」「カラメルクリスプ」の他、野菜や果物など植物から作られているベジチョコ商品4種、深いアロマが特徴のフィリングタイプのチョコレート3種、デザートバーが5種、プチギフトにぴったりのハート型のチョコレートなどがあります。ギフトセットも充実しているので、バレンタインにもおすすめです。
オンラインストア、Amazonで購入することができます。
いかがでしたか?
オーガニック・フェアトレードチョコレート様々な種類のものがありますね!美味しいチョコレートが私達を幸せにしてくれるように、わたしたちもフェアトレードチョコレートで生産者の幸せのことを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか?