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オイル、ウォーターの次はフレークが話題
海外セレブから日本でも人気に火がついたココナッツオイルやココナッツウォーター。同じココナッツからできた製品である「ココナッツフレーク」もココナッツの良いところを吸収できるとジワジワと人気を集めています。次なる流行の兆しがあったりなかったりするので、今回は「ココナッツフレーク」についてご紹介します!
ココナッツフレークとは?種類の違いは?
ココナッツフレークはココナッツの果肉をフレーク状にしたものです。切り方によって大きさや形が異なり、単にココナッツフレークといえば平らにカットし乾燥させたココナッツシュレッド(チップス)を指します。そして紐状に切ったものがココナッツロング、粗挽きしてあるのがココナッツファインとそれぞれ呼ばれます。さらに粉末状にしたものがココナッツパウダー(ココナッツフラワー)となります。ただココナッツは油分が多いため粉末状のパウダーにされることは殆どありません。なのでココナッツファインの事をココナッツパウダーと呼ぶ業者もいます。
ココナッツファインとココナッツロングは大きさが異なるので食感も異なります。そのため使用する場面を分けている人もいます。ココナッツファインはクッキーなどをつくるときに生地に混ぜればサクサク食感を楽しむことができ、ケーキなどの上にトッピングされているものはココナッツロングを用いることが多いようです。
フレーク、ロング、ファイン、パウダーの定義は各社はっきりと定義されていなかったりしまうすので、購入時は注意しましょう!
ココナッツフレークの味・食べ方
筆者が食べた印象では、ココナッツミルクよりも癖が少ない杏仁豆腐のような味だと感じました。独特のシャリシャリした食感を噛みしめるたびに、ココナッツのふんわりと優しい風味が口の中に広がってクセになる味です。そのため、そのままでもパクパク食べてしまいます。
食べ方ですが、一般的にはケーキやクッキーの中に入れることが多いです。ミスタードーナッツのドーナツの中にもココナッツフレークがトッピングされたものがありますよね。あのようなイメージで、ケーキやクッキーの中にいれれば風味だけでなく、食感のアクセントにもなります。
杏仁豆腐のようなふんわりとした甘味をいかすのにおすすめの食べ方は、ヨーグルトに混ぜて食べることです。甘味をプラスしたいときにはハチミツや砂糖を少し加えましょう。
アサイーボウルやスムージーとの相性もバッチリです!ハワイで人気の「Haleiwa Bowls」のアサイーボウルにもココナッツフレークや同じくスーパーフードのビーポーレンがトッピングされています。
また、カレーにいれればエキゾチックな南国風カレーに!(本来グリーンカレーに入れるのはココナッツミルクですが、風味づけくらいでしたらココナッツフレークでもOKです)
ココナッツフレークは基本的にはそのまま食べたりスイーツに使用しますが、このように様々な料理との相性も意外にも良いんです。
詳しいレシピを紹介し始めると長くなってしまいますので、この記事の後半でココナッツフレークを使ったおすすめレシピをご紹介します。
気になるココナッツフレークの栄養価は?
ココナッツフレークはココナッツの果肉をフレーク状にしたものなので、ココナッツの栄養分がたっぷりと含まれています。主に食物繊維やカリウム、マグネシウム、鉄などのミネラルを豊富に含んでいます。またココナッツフレークは低GI食品としても知られています。そのため、血糖値の急激な上昇を防ぎます。
ココナッツフレークは脂質を多く含みますが、この脂肪酸は中鎖脂肪酸です。中鎖脂肪酸は一般的な油の約5倍も早くエネルギーになることから、未熟児や腎臓病患者、消化器系の手術を行って消化吸収が低下した患者などの栄養補給時に医療現場で広く使用されてきました。(参照:www.nisshin-mct.com)
ココナッツオイルが世界的に注目されたきっかけになったこの中鎖脂肪酸を、ココナッツフレークを食べることでも摂取することができるということから、ココナッツフレークにも注目が集まり始めました。
ココナッツフレークの摂取制限はあるの?
ココナッツフレークの原材料であるココナッツにはアレルギーがあります。食べた場合には腹痛、嘔吐、下痢などの症状を起こし、皮膚などに塗った場合には肌が赤くただれたり、かゆみや湿疹などの症状が出る場合があります。食後や、ココナッツの成分の入った化粧品などを使用した際にこれらの症状や違和感を感じた場合には、直ちに摂取や使用を控えましょう。ココナッツはナッツの1種と言えますが、ナッツ類の中ではアレルギー症状が比較的軽く患者数が少ないことからも、自分がココナッツアレルギーと気づいていない場合もあります。そのため、これまで何らかのアレルギー、花粉症などを発祥している人は予め医者に相談してから摂取した方が良いでしょう。特にピーナッツアレルギーの人は他のナッツ類でもアレルギー症状が出る可能性が高いと言われているので注意が必要です。皮膚につける場合は必ず予めパッチテストを行いましょう。
妊婦の方や授乳中の方は食べてはいけないか気になるかと思いますが、ココナッツに関しては過剰摂取しなければ問題はないといわれています。心配な方は医者に相談されてから摂取するのが安心でしょう。
ココナッツフレークのおすすめ商品
成城石井やKALDIなどの輸入食品店や、製菓用の素材店などで購入することができます。確実に置いているわけではないかと思うので、事前に電話確認してから買いに行くのが良いでしょう。ネット通販でも手軽に購入することができます。
また、ココナッツフレークは一般的に市販されているものは漂白剤を使用して漂白されていたり、甘味料や添加物の入っているものが多いです。そのため、今回はネットで購入できる無添加・無漂白のおすすめのココナッツフレークをご紹介します。
ココナッツフレーク(チップス)
いわゆる英語で「フレーク」「チップス」と呼ばれる、平たい状態で乾燥させたココナッツです。
少しローストしても良いですし、そのままボリボリ食べても全然OKです。ヨーグルトに入れるなどの工夫をしなくても美味しく手軽に食べられますので、ココナッツフレークを食べたいのであればこれがおすすめです。
乾燥させただけか、加熱してチップスにしてあるかはメーカーによって異なりますのでよく確認してから購入しましょう。
アリサン 有機ココナッツチップス
オーガニック食材で有名なアリサンが販売している、オーガニックのココナッツを使用した乾燥タイプのココナッツチップスです。有機JAS認定を受けています。
100gのタイプもありますが、価格を考えると1kg入りを購入してジップロックなどで小分けするほうが圧倒的に安くなります。
ちなみにアリサンはココナッツファイン(粗挽き)も販売しており、amazonや楽天で検索するとファインのほうも検索結果に出てしまいますので、購入時に間違えないように注意しましょう。
ココナッツロング
ココナッツロングは在庫の管理状況によっては衝撃で砕けてココナッツファイン状態になってしまっていることもありますので、注意して購入しましょう。
神戸みの屋のココナッツロング
この価格でこの値段は格安だと思います。ココナッツロングで1kgはかなりの量がありますので、普段の食生活で気にせずどんどん使っていけるのが嬉しいところです。チャック付きの袋なのも嬉しいところです。
品質も無添加・無漂白で安心です。
cocowell デシケイテッドココナッツ ロング
ココナッツ専門店cocowellが販売している、無添加・無漂白で水分も3%以下に抑えている高品質フレークです。いわゆるココナッツ・ロングと呼ばれる形状ですので、ヨーグルトやグラノーラなどでトッピングとしてではなく、味をココナッツ風にしたい場合はフレークよりこちらのがおすすめです。
ココナッツファイン
一部の業者からはココナッツパウダーとも呼ばれています。
アリサン 有機ココナッツファイン
アリサンが販売している有機(オーガニック)のココナッツファインです。オーガニックのココナッツを安心のオフホワイト(無漂白)でファインにしていますので、お子さんなどにも安心して食べさせることが出来ます。
ヨーグルトに混ぜる食べ方から、ケーキ・ドーナツ・マフィン等の生地に混ぜ込んだりすることができる万能フレークです。
おすすめのココナッツフレーク人気レシピ
ココナッツフレークを使った美味しい人気レシピをご紹介します!
ココナッツチップス
海外セレブのおやつとして人気なのがココナッツチップスです。
ココナッツチップスを購入した場合、そのままでも食べれますが、少しローストしてあげるとさらに美味しくいただけます。塩味とココナッツの甘味の相性が良すぎて、つまむ手が止まらなくなりますので、食べすぎには注意してください。
材料
ココナッツフレーク(チップス):適量
塩:ひとつまみ
あればココナッツオイル
作り方
180度にオーブンを予熱し、ココナッツフレークと塩を混ぜ合わせたものを焦がさないように1分ほど焼くだけで出来上がります。ほんのりきつね色になればOKですので、様子を見ながら調整しましょう。
フレークを載せるクッキングシートにココナッツオイルを塗っておくとより香りがよくなります。
ちなみにオーブンの予熱が面倒なのであれば、オーブントースターで焦げないように焼くだけでも美味しくいただけます。
ココナッツオートミールクッキー
ココナッツフレークはオートミールクッキーとの相性もやはり良いです。オートミールクッキーがグルテンフリーなヘルシースイーツとして最近人気ですよね。
レシピ詳細はこちら。
ココナッツボール
見た目もとっても可愛いココナッツボール。市販のものを購入すると甘すぎるといったこともありますが、手作りなら甘さの調整もできますね!チョコレートやストロベリーなどアレンジ自在です。
レシピ詳細はこちら。
ココナッツカレーシュリンプ
カレー風味の海老をココナッツオイルで揚げ焼きしたら、見た目も華やかでホームパーティーにぴったり!ビールがすすみます。
レシピ詳細はこちら。
ココナッツフレークの活用法
実はココナッツフレークからココナッツミルクを作ることができます!ココナッツミルクは手作りすれば、保存料などの添加物の入っていないものを作ることができます。
作り方は簡単!ココナッツフレークと少しあたためた水をブレンダーでクリーム状になるまで混ぜ、濾したら出来上がりです。
ココナッツミルクを絞ったあとの果肉はクッキングシートに広げてオーブンで低温であたため、ブレンダーなどで粉末状にすればココナッツパウダーにすることができます。
いかがでしたか?
ココナッツの栄養価の高さから、まだまだココナッツオイルやココナッツウォーターの流行は続きそうですが、ココナッツフレークも美味しくて様々な料理にも活用でき、おすすめです!また、ココナッツオイルを生活に取り入れたくても続かなかったという人も、ヨーグルトにいれたりトーストにのせたりと料理の幅も広く様々な食材との相性も良いので、ココナッツフレークなら続くという声もよく聞きます。ほんのりとした甘さでおいしいココナッツフレークをぜひ生活に取り入れてみてはいかがですか?