東京都内で絶品トルコ料理が食べられる名店10選

東京都内で絶品トルコ料理が食べられる名店10選
2018年8月27日 briansmile
In カフェ&レストラン
トルコ料理

トルコ料理は「世界三大料理」のひとつ

フランス料理、中華料理とともに「世界三大料理」に数えられるトルコ料理。

広大な地域を支配したオスマントルコの「宮廷料理」として発展した歴史や文化的な背景から、他の二大料理との共通点はありますが、世界三大料理という定義自体はかなり古い時代からの伝統的なものであるため一般的な認知度は必ずしも高くありません。

中華やフランスはまだわかるけれど、なぜトルコ?と思われる方も多いのではないでしょうか。しかし中近東というヨーロッパとアジアの間に位置するトルコの広大な国土にはさまざまな気候の土地が存在し、それぞれの風土に合った穀物や野菜、果物が栽培され、肉類(イスラム圏のため豚肉は食べません)や魚類なども豊富な種類が揃います。そんな素材を活かすために料理の技が発展したことは必然だったことです。トルコ料理を知れば知るほどその多彩な調理法や料理の数々に驚かされ、世界三大料理ということにも納得することでしょう。

今回は東京都内で食べられるトルコ料理の店を人気店から穴場の店まで、それぞれの特徴やおすすめ料理などお気に入りの店を見つけるための情報を盛り込んでご紹介します。

東京都内で絶品トルコ料理が食べられる店マップ

以下で紹介する絶品トルコ料理が食べられるお店の地図を作りました。
ぜひ参考にしてみてください。

東京都内で絶品トルコ料理が食べられる店10選

イスタンブール【銀座】

まずご紹介するのは、日本で初めてのトルコ料理専門店『イスタンブール』です。日本のトルコ料理の歴史を語るうえでこの店は外せません。まだ日本にトルコ料理を提供するレストランが一軒もなかった1988年、新宿に一号店をオープンしました。後年『ボスボラスハサン』を展開するハサン・ウナル氏を中心に、日本におけるトルコ料理の発展に寄与した老舗中の老舗です。その後、銀座店、赤坂店と複数店舗を展開しますが、現在は新宿の創業店、赤坂店は閉店しており、銀座での営業となっています。

今でこそトルコ料理といえば「ケバブ」が有名ですが、それまでのケバブはインド料理の「串焼きケバブ」などが知られている程度でした。当店はトルコ独特の、肉を重ねて回しながら焼く「ドネルケバブ」やトルコ料理の特徴のひとつであるヨーグルトを使った「イスケンデルケバブ」などを日本に初めて紹介しました。

トルコでは焼肉全般の様々なバリエーションを称して「ケバブ」であるということをこの店で知ることになった人もいるかもしれません。

店舗名 イスタンブール
住所 東京都中央区銀座7-2
電話番号 03-6252-4080
営業時間 11:30-15:00、17:00-23:00
定休日 なし
公式サイト http://www.istanbul.co.jp/
twitter @istanbul_tokyo_

トプカプ丸の内店【有楽町】

GW営業とお休みのお知らせ

4/29(祝)ランチもディナーも営業します。5/3~5/5 ディナー営業します。 
5/7~5/9は臨時休業しますので、ご容赦くださいませ。

Posted by トルコ料理トプカプ丸の内店 Turkish Cuisine Topkapi Marunouchi on Monday, April 18, 2016

『トプカブ』は1993年に開業、25年の歴史を誇る老舗トルコ料理店です。東京メトロ有楽町駅D1出口直結、JR有楽町からも徒歩約3分と地下道を使えば雨でもほぼ濡れずにアクセスできる好立地にあります。店名の「トプカプ」はイスタンブールの歴史的建築物であり、かつてのオスマン帝国の君主が居住した「トプカプ宮殿」に由来します。

席に着いたらまずトルコの前菜「メゼ」を注文しましょう。フムスというひよこ豆のペーストなどのディップが中心で自家製のトルコパンにつけて食べるのがおすすめです。

トルコの人気料理としては「ケバブ」は外せません。「3種ケバブ盛り合わせ」は羊、鶏、牛の肉を自家製のタレに漬け込んでじっくり焼き上げています。月替わりで「今月の家庭料理」が用意されるのもこの店の特徴で、トルコ料理の真髄を味わえます。お酒もトルコビールからトルコワインまで各種揃っていますので、トルコ料理と合わせてみるのもよいでしょう。毎月の最終月曜日には「月例ベリーダンスナイト」が開催されています。トルコ料理を味わいながらのベリーダンス鑑賞はいかがでしょうか。

店舗名 トプカプ丸の内店
住所 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビルB1F
電話番号 03-3215-3600
営業時間 平日 11:00-14:30、17:00-23:00 土曜日 12:00-15:00、17:00-22:00
定休日 日曜日、祝日
公式サイト http://topkapi-dining.jp/
Facebook @Topkapi.marunouchi
twitter @topkapitokyo

サライ(SARAY)銀座店【銀座】

Posted by トルコレストランサライ Sarayginza on Wednesday, March 23, 2016

『サライ(SARAY)銀座店』は、地下鉄銀座駅、東銀座駅ともに徒歩2分ほどのアクセスしやすい場所にあります。SARAYとはトルコ語で「宮殿」の意味で、イスタンブールの「トプカプ宮殿」からその名をとっています。トルコのモザイクランプなど異国情緒を感じさせる店内は、個室席もあり使い勝手のよい造りになっています。

4種類の前菜盛り合わせ「キュチュック・メゼ」からスタートし、牛肉を回転させながら焼いた「ドネルケバブ」、ラム肉を串焼きにした「シシケバブ」、牛とラムのミンチにスパイスを利かせて焼いた「アダナケバブ」など豊富な種類のケバブを味わえばトルコ料理の世界に引き込まれるでしょう。ランチタイムには「日替わりランチ」(900円)や「ミックスケバブセット」(950円)「ピザランチ」などすべてのメニューでピタパン(中東地域で一般的な円くて薄い形状のパン)がお代わり自由になっています。赤坂や浅草などで5店舗を展開しており、特に浅草店や雷門店はテイクアウトも可能なので、浅草散策にケバブやドンドルマ(伸びるアイスクリーム)などの食べ歩きもおすすめです。

店舗名 サライ(SARAY)銀座店
住所 東京都千代田区銀座5-10-6 第一銀座ビル B1F
電話番号 03-5537-6097(予約専用050-3754-1258)
営業時間 11:30-15:00、17:00-23:30
定休日 なし
公式サイト http://saray-ginza.com/
Facebook @1725200354428849
twitter @saray_ginza




ブルガズ アダ【麻布十番】

世界三大料理のひとつとされるトルコ料理、その基本はトルコの「宮廷料理」。それを再現する店は世界にわずか3軒、そのうちの2軒は本場イスタンブールということを聞けば、この店『ブルガズ アダ』の価値がわかるというものです。地下鉄麻布十番駅から徒歩約5分、ビルの3階に店を構えます。料理は基本的にコース料理で、10000円、12500円、15000円の3種類が用意されます。ベーシックな10000円のコースは本日のメゼ(前菜)盛り合わせにスープ、エキメッキ(トルコのパン)、魚介料理、羊や牛からチョイスの肉料理、デザート、チャイという内容になります。メゼは、古の宮廷料理のレシピを一品一品丁寧に再現したもので、10種類前後の前菜が盛り合されます。

お酒も充実しており、トルコワインやトルコビールに加えて「ラク」というトルコの蒸留酒を数種類取り揃えています。ラクはトルコを始めとしたギリシャ〜中東あたりの伝統的なお酒でブドウから作られ、セリ科の一年草である「アニス」で香りづけされます。50度近いアルコール度数があり、水で割ると白濁するため「ライオンのミルク」とも呼ばれているお酒で、水割りとチェイサーの水の二つのグラスで飲むのがトルコ式です。そんなラクとともにメゼをつまむのがおすすめの楽しみ方です。

店舗名 ブルガズ アダ
住所 東京都港区麻布十番3-7-4 麻布六堂3F
電話番号 03-3769-0606
営業時間 18:00-23:00
定休日 日曜日
公式サイト http://www.burgazada.jp/
twitter @ada_burgaz

ボスボラス ハサン 新宿店【新宿三丁目】

『ボスボラス ハサン』は開業25年になるトルコ料理店の老舗で、店名の「ハサン」はこの店のオーナーシェフの名前です。オーナーシェフのハサン・ウナルは、先程ご紹介した日本初のトルコレストラン「イスタンブール」で日本におけるトルコ料理の喧伝に尽力した後、当店を開業しました。長年の日本でのトルコ料理のシェフとしての経験から、老舗店ならではのトルコの正統的な料理の味を再現しながらも、日本人の口に合うものを提供しています

おすすめは「キュチュック メゼ」、前菜の盛り合わせ。「キュチュック」とは「少し」という意味で、1~2人前の小さめの盛り合わせです。「フムス」(エジプト豆のペースト)や「アジルエズメ」(辛い野菜のペースト)、「ボスボラスサラダ」(ポテトサラダ)、「ウスバナックタラマ」(ほうれん草の和え物)などを5種類盛り合せます(これらのメゼは単品でも注文ができます)。トルコ料理ファンに人気の同店は新宿店のほか市谷店、新宿2丁目店にも店舗を構えています。

店舗名 ボスボラス ハサン 新宿店
住所 東京都新宿区3-6-11 第一玉屋ビル2F
電話番号 03-3354-7947
営業時間 11:30-15:00、17:00-23:30
定休日 なし
公式サイト http://bosphorushasan.com/
twitter @bosphorushasan

カルタゴ【中野】

JR中野駅南口から徒歩約3分に『カルタゴ』は店舗をかまえています。「カルタゴ」の店名どおり「地中海料理」を提供していますが、トルコ料理でも有名な店です。地中海料理といっても日本で一般的なイタリアやスペインの料理ではなく、チュニジアやモロッコ、エジプトやレバノン、そしてトルコの料理です。開業25年という都内でも指折りの老舗で、オーナーシェフは日本人、日本人にあまり馴染みのないそれらの料理を上手にアレンジしてくれます。トルコ料理で定番のメゼ(前菜)では、「ひよこ豆のディップ」、「焼きナスのディップ」などがあり、3種類の盛り合わせ、4種類の盛り合わせもできます。「ケバブ」類も豊富なメニューがありますが、そのほかの料理も含めて種類が多くて悩んでしまうかもしれません。そんな時は3240円からのコース料理がおすすめです。予約の際に「トルコ料理を中心に」などのアレンジもお願いできますし、珍しい他国の料理を一緒に味わうのもこの店ならではの楽しみといえるでしょう。

店舗名 カルタゴ
住所 東京都中野区中野3-34-3
電話番号 03-3384-9324
営業時間 18:00-22:00
定休日 水曜日
公式サイト http://carthago.a.la9.jp/
twitter @carthagochef

イズミル【阿佐ヶ谷】

イズミル』は2002年に板橋にて開業し、その後現在の阿佐谷に移り16年目になります。店名の「イズミル」とはエーゲ海に面したトルコ第3の都市の名前。店主のエリフ・アガフルさんはトルコ調理師協会の日本代表で、この店で本物のトルコ料理を食べさせてくれます。「フムス」をはじめとする「メゼ(前菜)」はもちろんのこと、オリーブオイルを使った前菜の「イマム・パユルドゥ」がおすすめ。これは揚げナスにオリーブオイルで炒めたタマネギなどを詰めてその上にトマトとシシトウを乗せてオーブンで焼いたものです。前菜ながら食べ応えがあって、素材のナスの旨みを引き出しています。「イマーム」はイスラーム教の聖職者、「パユルドゥ」は卒倒するという意味があり、料理名が納得できる一品です。

食材の宝庫であるトルコでは例えばこの「ナス」だけでも200品種近くあり、その調理法も同じくらいあるといわれます。まさに世界三大料理の奥深さを感じるエピソードです。

もうひとつのおすすめは当店の人気メニューの「ラフマージュン」です。トルコ風の「クリスピーピザ」ともいうべき料理で、薄い生地に挽肉と野菜のスパイシーなソースを塗って焼いたもの。これにトマトやルッコラを乗せ、あるいは巻いていただきます。カリカリに焼かれた生地とスパイシーなソース、ジューシーな野菜の組み合わせが最高です。

店舗名 イズミル
住所 東京都杉並区阿佐谷北2-13-2 阿佐谷北口駅前ビル(パサージュ)2F
電話番号 03-3310-4666
営業時間 17:30-24:00
定休日 月曜日
公式サイト http://asagaya-izmir.com/


ケバブカフェ(Kebab Cafe)【渋谷】

『ケバブカフェ(Kebab Café)』は渋谷駅からの渋谷109の先へ文化村通りを少し進んだところにある小さな店ですが、日本で20年以上の経験を持つオーナーシェフの腕は確かです。トルコの大衆食堂である「ロカンタ」を日本で再現しており、ハラールフードやベジタリアン向けの料理も提供しています。おすすめは店名にもある「ケバブ」ですが、やはり伝統の「ドネルケバブ」を味わいましょう。もちろん店でも一番人気のメニューです。そのドネルケバブに特製のヨーグルトソースとトマトソースをかけた「イスケンデルケバブ」も定番の一品です。イスケンデルとは「アレキサンダー大王」のことで、「大王のお気に入り料理」という意味があります。

デザートでは「バクラヴァ」がおすすめです。複数重ね合わせたパイ生地の間にクルミやピスタチオ、ヘーゼルナッツなどをはさみ、焼き上げて濃いシロップをかけたもので、一度食べたらやみつきになります。「ケバブサンド」はワンコインでテイクアウトもできるので、渋谷の食べ歩きのお供にもおすすめです。

店舗名 ケバブカフェ(Kebab Cafe)
住所 東京都渋谷区道玄坂2-25-10
電話番号 03-3780-1367
営業時間 11:30-24:00
定休日 なし
公式サイト https://kebabcafe.jimdo.com/

ミセスイスタンブール(Mrs Istanbul)【羽田空港】

旅行や出張のときには羽田空港を利用することが多いと思いますが、羽田空港でトルコ料理を食べられる店があります。『ミセスイスタンブール』は羽田空港第2旅客ターミナル3階のアッパーデッキトウキョウ内に出店しているトルコ料理店です。朝は7時から営業しているので、朝食にトルコ料理をいただくことができます。

モーニングメニュー」として、「サバサンド」、「トスト」(チーズとソーセージのホットサンド)、「ドネルサンド」などがあり、プラス100円でコーヒーかトルコ紅茶、200円でオレンジジュースやコーラなどのドリンク、300円でトルコのスープがセットになります。

一般のメニューでは日替わりのピラフにドネルケバブ、野菜がワンプレートに盛られた「ピラフプレート」(1000円)が人気です。その他「ミックスケバブ丼」や本格的な「アダナケバブプレート」など豊富なメニューが揃います。共通イートインスペースでの気軽な利用形態なので、羽田空港での空き時間にはぜひ寄ってみることをおすすめします。

店舗名 ミセスイスタンブール(Mrs Istabul)
住所 東京都大田区羽田空港 羽田空港第2旅客ターミナル3F
電話番号 03-5756-6183
営業時間 7:00-20:30
定休日 なし
公式サイト http://www.tokyo-airport-bldg.co.jp/shops_and_restaurants/store/334/

(番外編/サバサンド)オリミネベーカーズ【築地】

トルコ料理といえば肉料理の「ケバブ」や豊富な種類の前菜「メゼ」などが有名ですが、意外なものでは「サバサンド」もトルコ料理の名物料理です。イスタンブールの船着き場ではサバサンドの屋台が出て、現地の人たちの人気を集めています。そんなサバサンドを日本で味わえるパン屋が、築地7丁目にある『オリミネベーカーズ』です。もともとは築地で「折箱」を製造販売していた会社が、魚の街である築地にパン屋を出してみようということで始めたお店で、築地で仕入れた魚介を使ったユニークなパンのメニューが注目を集め今や大人気のパン屋になっています。

「サバサンド」のサバはもちろん築地で仕入れたもので、肉厚で脂ののったサバを厳選して使います。新鮮なサバを塩焼きにしてオニオンスライスと一緒にチャバタ(イタリアのパン)にはさみます。レモンのアクセントも加えて味のバランスのよいサンドイッチが生まれました。その他、店頭には「フォカッチャいいだこ」や「フォカッチャしらす」など築地ならではの個性的なメニューも並びます。なお、築地7丁目以外にも「勝どき店」と「新大橋店」を出店していますが、「サバサンド」は築地7丁目店と勝どき店での販売になります。

店舗名 オリミネベーカーズ
住所 東京都中央区築地7-10-11
電話番号 03-6228-4555
営業時間 7:00-19:00
定休日 水曜日
公式サイト https://oriminebakers.com/
twitter @oriminebakers