食育におすすめ絵本10選~0歳・1歳編~

食育におすすめ絵本10選~0歳・1歳編~
2018年7月3日 caeser
In 育児・ベイビー
絵本と赤ちゃん

離乳食は赤ちゃんにとってママのおっぱい以外のはじめてのごはんです。初めての味、初めての食感は、きっと赤ちゃんにとっておどろきの連続ではないでしょうか。
中には苦手な味や好きになれない食感にも出会うこともあるでしょう。せっかくの新しい経験が苦手意識や好き嫌いへと繋がってしまうのはとても残念です。それが子育て初体験のママやパパなら尚さら大変ですよね。
生後5ヶ月くらいから始まるゴックン期から生後15ヶ月頃のパクパク期の赤ちゃんに合わせて、親子で絵本を楽しみながら離乳食を始めてみませんか?

食育って何?

食育という言葉を耳にする機会が増えた昨今ですが、食育という言葉を一言で要約すると「食に関する正しい知識を身につけさせ、正しい選択ができる力を育成する」ということです。現在では国内の行政の関係各省が連携して推進しています。
お腹が減っていると元気も出ませんし、考える力も出てこず、頑張ろうという気力すら出てこなくなりますよね。
大人でも、美味しい食事を摂るとそれだけで幸せな気持ちに満たされますし、好きなスイーツをひとつでも食べれば「よし!」とそれだけでなんだか活力が沸いてくる気がしませんか?
普段なにげなく食べている食事ですが、生きていく上でとても重要な役割を持っているのです。栄養の偏り、不規則な食事、それらが原因と思われる肥満や生活習慣病など挙げていけば枚挙に暇がありません。
そんな大切な「食」が、楽しくて美味しいものだと知ってもらうのに離乳食は絶好のチャンスです。
だからといってレシピ本とにらめっこしながら凝った離乳食を作るのもいいけれど、お鍋やおたまを持つ手を絵本に添えてみませんか。
カラフルな色づかいとイラスト。『りんごやバナナ、もぐもぐゴックン』楽しい擬音はきっと赤ちゃんの興味を引いてくれますよ。
 
赤ちゃんといっしょに楽しめる絵本を紹介します。

食育におすすめ絵本10選~0歳・1歳編~

おいし~い  著:いしづ ちひろ

おいし~い (はじめてであうえほんシリーズ)
赤ちゃんが器をもってスープをこっくん。かわいい赤ちゃんのイラストと、お口のまわりがスープで汚れているのも愛嬌があります。ごはんを食べたあとの「おいし~い」は食べる楽しさにも繋がり、好き嫌いの防止にもなるかもしれません。

もぐもぐもぐ  著:よねづ ゆうすけ

もぐもぐもぐ (講談社の幼児えほん)
ねこさんやねずみさん、うさぎさんが好きなものを大きな口をあけて、パクッ、もぐもぐ……。シンプルなイラストと簡単な畳語で構成されているので、月齢があがっても何度でも楽しめるしかけ絵本です。

ノンタン もぐもぐもぐ  著:キヨノ サチコ

ノンタン もぐもぐもぐ (赤ちゃん版ノンタン)
のんたんやうさぎさん、ぶたさんに「なにたべてるの?」とたずねると、バナナやりんごをもぐもぐ食べているイラストが出てきます。短かい文章は覚えやすく、ラストの「ぶくぶく ぱっ」は歯が生え始めた月齢の赤ちゃんのはみがきへのステップにもなりますね。





にんじん  著:せな けいこ

にんじん (いやだいやだの絵本)
せなけいこさんのいやだいやだシリーズからの紹介です。きらいな野菜の上位に入りがちなにんじんですが、切り絵風のふんわり優しいイラストと次々に出てくるにんじん好きの動物たちに影響されて、いつのまにかにんじん好きになっているかもしれません。

ばななちゃん  著:ひろかわ さえこ

ばななちゃん (ちいさなくだものえほん)
表紙のイラストからすでに愛らしさ全開の絵本です。ファーストブック向けとして作られた絵本なので、リズミカルにすすむ擬音が赤ちゃんにぴったりです。おはなしの最後にはとても美味しい結末が待っています。こちらは「ちいさなくだものえほん」シリーズとなっていて、ほかにみかんちゃんやいちごちゃん、おまめちゃんなどが出ています

とびだす!うごく!たべもの  著:わらべ きみか

とびだす!うごく!たべもの (てのひらえほん)
大人の手のひらサイズでかわいらしいとびだす絵本です。ページをめくるたびにケーキやプリン、おにぎりなどがぴょこんと立体的にあらわれてきます。パクパク期の赤ちゃんだけじゃなくゴックン期の赤ちゃんにも。コンパクトなのでごろ寝しながらでも読んであげられますよ。

おいしいね!  著:あかいし ゆみ

おいしいね! (めくるしかけえほん)
ぱくっ たべちゃうよ。とイラストの中に出てくるねずみさんをめくるとにっこり笑顔が出てきます。りんごやにんじん、ブロッコリーをぱくりと食べるねずみさんといっしょにもぐもぐ。めくるしかけがイラストのあちこちに施された楽しい絵本です。



Sassyのあかちゃんえほん もぐもぐ  著:La ZOO

Sassyのあかちゃんえほん もぐもぐ
カラフルで楽しい色づかいの絵本です。【心や脳を育むSassyの絵本シリーズ】から。かわいらしい目や口がついたくだものの名前といっしょにもぐもぐパックンを親子で楽しめる絵本です。

くだものぱっくん  著:真木 文絵


ぞうさんやおさるさんがそれぞれの好物をぱくぱくぱっくん。身近な果物ばかりが登場してくるので飽きることがありません。果物をあらわす「しゃりしゃり」や「つやつや」といった表現も赤ちゃんが喜ぶ言葉なので、ぱっくんといっしょに親子で楽しんでみてください。

おやさいとんとん  著:真木 文絵

ママと赤ちゃんのたべもの絵本 (2) おやさいとんとん
くだものぱっくんと同じシリーズ絵本です。こちらはパクパクもぐもぐではなく、とんとんとんと野菜がまないたの上で切られていくおはなしです。これからとんとんはじまりまーすと愛嬌のあるたまねぎやにんじんがとんとんとリズミカルに切られていきます。野菜の名前を覚えると食べるときの会話にもつながっておはし(スプーン?)が進むかもしれませんね。

いかがでしたか?

食育と聞くと思わず身構えてしまいそうですが、母乳やミルクだけだった赤ちゃんの「ご飯デビュー」なのです。
テーブルを囲んで同じご飯を食べられる嬉しさは、パパママだけではなく赤ちゃんも感じているかもしれません。
味覚を育てながら、まずはいっしょに同じご飯を楽しめるように絵本の読み聞かせで赤ちゃんのご飯デビューを後押ししてみましょう。