赤ん坊・子ども用歯磨き粉の選び方とおすすめ5選!

赤ん坊・子ども用歯磨き粉の選び方とおすすめ5選!
2018年2月16日 高橋 弥生
高橋 弥生
In 育児・ベイビー
歯磨きをする赤ちゃん

皆さんは赤ん坊や子供用の歯磨き粉をどのような基準で選んでいますか?
また、そもそも何歳から歯磨き粉が使えるようになるのでしょうか?
今回は、子供用に向いている歯磨き粉とはどんなものなのかと、おすすめの子供用の歯磨き粉をご紹介します!

歯磨きは何歳から始めるべき?

歯磨き粉の前に、そもそも歯磨き自体を何歳から始めるべきなのでしょうか?
大体の目安別に説明すると以下のようになります。

乳歯が生える前

実は、歯がまだ生えていない時期から歯磨き習慣を身につける練習を始めるのは非常に良いことです。
「歯が生える前なのに歯磨き?」と思われるかもしれませんが、ここでいう歯磨きとは「歯を磨く」ということではなく、「歯を磨くという習慣に慣れさせる」ということです。
というのも、赤ちゃんは口の中に歯ブラシをいれることを嫌がることが多いため、徐々に慣らしていく必要があります。
ですので歯がまだ生えていない時期は、ガーゼなどでお口の汚れを拭うことから歯磨き習慣をはじめましょう。

乳歯が生え始めてから

赤ん坊の生えかけの歯乳歯が生え始めても、歯ブラシをすぐに使う必要はなく、ガーゼや綿棒などで汚れを取ってあげれば大丈夫です。
お口の汚れをとるのに慣れて嫌がらなくなってきた時期から、乳児用の歯ブラシで少し触れるように磨いてあげるところからはじめましょう。
歯ブラシの刺激に慣れていない赤ちゃんは最初からゴシゴシしてしまうとびっくりして、その後歯ブラシを嫌がるようになってしまうことが多いためです。

月齢6ヶ月くらいから

月齢で言うと6ヶ月くらいから、のどの奥までいかない歯ブラシを自分で握ってくわえる練習をはじめましょう。

歯を磨き始めた赤ちゃんの歯磨きの回数は、1日1回でも大丈夫です。就寝前に行うのが理想です。慣れてきたら回数を増やして、朝にも歯磨きができるようにしましょう。

歯磨き粉は何歳から使える?

歯磨きをし始めるべき月齢を解説してきましたが、では歯磨き粉は何歳から使用するべきなのでしょうか?
乳歯が生え始めたばかりの赤ちゃんはまだミルクや離乳食などしか食べることができません。そのためミルクや離乳食を食べているうちは、歯磨き粉なしで汚れを十分に落とすことができます。





歯磨き粉はうがいができるようになってから

歯磨き粉をはじめる目安は乳歯が6本生えたくらいと言われていますが、うがいができるようになってからという方が多いようです。
というのも、うがいができないと歯磨き粉を飲み込んでしまうためです。
子供用の歯磨き粉は飲み込んでしまっても大丈夫なものも販売されているので、歯磨き粉デビューの際にはそのような歯磨き粉を選んでみると良いでしょう。
 
参照:www.combi.co.jp
www.hamigaki.gr.jp

子供用の歯磨き粉の選び方

飲み込んでしまっても大丈夫なもの

先述しましたが、うがいのできない子供は歯磨き粉を飲み込んでしまいます。
うがいができるようになってから歯磨き粉を使用する事による対策で十分かとは思いますが、飲み込んでしまっても大丈夫なものを選ぶとより安心でしょう。
たとえば、着色料・発泡剤・研磨剤などが不使用のものやオーガニックのものなどが良いでしょう。
 

研磨剤不使用・もしくは含有量が少ないもの

研磨剤は歯の汚れを落とし、白い歯にしてくれる成分です。
しかし、乳歯は大人の歯に比べて柔らかいので、表面がすり減ってしまう可能性があります。
そのため、研磨剤は使用していない、もしくは少ないものでも十分です。

フッ素配合のもの

フッ素には歯垢の細菌の活動を抑え、酸が作られるのを抑制したり、歯質を強化するといった、虫歯の発生・進行を防ぐ作用があります。
虫歯を防ぐ目的で、フッ素配合のものを選ぶと良いでしょう。
フッ素配合のものは成分表示欄に「モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)」「フッ化ナトリウム」「フッ化第一スズ」と書かれているものです。
 

発泡剤を使用していない・少ない

子供用の歯磨き粉は出来る限り泡立ちのよくないものの方が良いといわれています。
というのも、口の中の泡立ちが良いと、子供にとって歯磨きがしにくく、しっかりと磨けていないまま歯磨きを終わらせてしまうことが多いためです。
誤飲することも考えると、発泡剤はできるだけ使用していないものを選ぶと良いでしょう。

子供が好きなフレーバーのもの

子供の頃、子供専用の歯磨き粉はいちごやぶどうの香りでおいしかった!というイメージが筆者にはあります。
同じような経験やイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?
このように、子供にとって歯磨きが楽しい印象になると、子供は歯磨きに対して抵抗が少なくなる傾向があります。
また、フレーバーがついていなかったり嫌いだったりすると、歯磨きに飽きてしまって、磨き残しができてしまうことも考えられます。
子供が楽しくしっかりと歯磨きをするためにも、子供が好きなフレーバーというのは一つの選ぶ基準になるのではないでしょうか。

おすすめの子供用歯磨き粉5選

これからご紹介する子供用歯磨き粉は以下の通りです。
 

研磨剤
不使用
発泡剤
不使用
フッ素
配合
WELEDA 歯磨き子供用
パックス こどもジェルはみがき
ピジョン ジェル状歯みがき
Combi 歯磨きジェル
ライオン DENTチェックアップkodomo

WELEDA 歯磨き子供用

オーガニックコスメのブランドとして人気のヴェレダですが、子供用の歯磨き粉も販売しています。
ヴェレダの子供用歯磨き粉は子供のデリケートな乳歯を、おだやかな作用の天然成分だけを使用して、やさしく洗浄するジェル状の歯磨き粉です。
泡がでないので、磨き残しのない歯磨き習慣をつけるのにちょうど良い歯磨き粉です。
スペアミントの爽やかな風味も、きつくないので子供にも大人にも人気があります。
飲み込んでも問題ないように天然成分だけを使用していますが、ヴェレダはうがいが出来るようになってからの使用を推奨しています。
また、カレンドラ(キク科)にアレルギーのある方は使用できないのでご注意ください。

ヴェレダ(WELEDA)
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パックス こどもジェルはみがき

パックスのこどもジェルはみがきは、研磨剤・発泡剤不使用のジェルタイプの歯磨き粉です。
オレンジ&グレープフルーツ味・甘味料としてキシリトール配合なので、歯磨きが苦手な子供でもよろこんで歯磨きしてくれると好評です。
また洗浄剤に石けんを使用しているため、泡立ちが控えめで、隅々まで丁寧にブラッシングすることができます。

太陽油脂
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ピジョン ジェル状歯みがき

ピジョンのジェル状歯磨きは、歯が生え始めたらすぐ使える「ジェル状歯みがき」と1歳6ヶ月頃の離乳食卒業後から使える「ジェル状歯みがき ぷちキッズ」の2種類があり、フレーバーはどちらもキシリトール・いちご・ぶどうの3種類あります。
乳幼児にも使える「ジェル状歯みがき」は研磨剤・発泡剤不使用、パラペンフリー、食品用原料成分使用。
離乳食卒業後から使える「ジェル状歯みがき ぷちキッズ」はソフトな研磨剤は配合されていますが、発泡剤不使用、パラペンフリー、食品用原材料成分使用です。

Combi teteo歯磨きサポート新習慣ジェル

teteo歯磨きジェルは、発泡剤・研磨剤・着色料不使用で、うがいのできない子供にも使用できるジェルタイプの歯磨き粉です。
ただし、うがいのできない子供に使用する際には歯ブラシの先端にごくわずかな必要最低限の量で使用するようにしましょう。
teteo歯磨きジェルには、歯質を強化する薬用成分であるフッ素と、甘味料として口の中で酸を作らないキシリトールが配合されています。
グレープ、オレンジ、ストロベリーの3つのフルーツ味でこどもが楽しく歯磨きトレーニングれきるように工夫されているので、仕上げ磨きまで嫌がらずに歯磨きをすることができます。

ライオン DENTチェックアップkodomo

ライオンのDENTチェックアップkodomoはフッ素配合、低研磨、低発泡、低香味のスフとペーストの歯磨き粉です。
ストロベリー・グレープ・アップルの3フレーバーで長時間のブラッシング習慣をサポートします。
歯医者さんでも扱っている商品ということもあり、人気の商品です。
低研磨、低発泡、低香味ということもあり、うがいができるようになってから使用するのがおすすめです。

歯医者さんで販売されているものは特におすすめ

この記事では手軽に手に入るという視点から、市販されている歯磨き粉のおすすめ商品を紹介してきました。
ですが、一番良いのは歯医者さんでおすすめを購入することです。
定期検診を行った際などに、歯医者さんで子供にあったものを教えてもらうのはいかがですか?