目次
自家製フルーツビネガーはいかが?
夏に向けて暑くなると、身体がさっぱりしたものを欲するようになりますよね。今年の夏に向けて「フルーツビネガー」を作ってみるのはいかがですか?フルーツビネガーは水や炭酸で割ると爽やかなフルーツの甘みと酸っぱさが口に広がるビネガードリンクになり、美味しく水分補給できるだけでなく気分もリフレッシュできます。オシャレな瓶でフルーツを漬けているだけでも気持ちがワクワクします♪今回はそんなフルーツビネガーについてご紹介します!
フルーツビネガーとは?
まず、フルーツビネガーとは一体何なのでしょうか?
フルーツビネガーはその名前の通り、フルーツ酢のことです。りんご酢のことはよく耳にしますが、実はりんごだけではなく、様々なフルーツでフルーツビネガーを作ることができます。フルーツビネガーは、フルーツをお酢・氷砂糖などと一緒に密封できる容器に入れて1〜2週間漬けておくと完成します。お酢は苦手…という方も多いですが、フルーツビネガーならお酢のツンとした酸味もフルーツの甘みと合わさって、甘酸っぱく美味しく摂取することが可能となります。
お酢を摂取すると良いことは?
「お酢を飲むと身体に良い」と聞いたことはありませんか?
お酢を摂取することでもたらされる利点の中にはいくつか科学的に証明されているものがあるので、こちらでご紹介します。
疲労回復が早くなる
(参照:www.mizkan.co.jp)
糖分と一緒にお酢の主成分である酢酸を摂取すると、エネルギーの源となるグリコーゲンの再補充が促進されて疲労回復が早くなることが、ミツカンと名古屋大学の共同研究により科学的に証明されています。
フルーツビネガーはお酢と氷砂糖を使用して作るため、糖分とお酢を同時に摂取することができ、まさしく疲労回復にピッタリなのです!
肥満気味の人の内臓脂肪を減少させる
(参照:www.mizkan.co.jp)
お酢を毎日継続的に摂取することで、BMI値が25異常の肥満気味の人の内臓脂肪を減少させることも、研究により科学的に証明されています。また内臓脂肪を減少させるだけでなく、体重、BMI、血中中性脂肪、及び胸囲を下げる作用があることも分かっています。そのため、お酢をダイエット生活に活用する人も多いです。ただし、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼしてしまうので要注意。お酢の1日の摂取量は大さじ1杯(約15ml)が良いとされているので、適度に摂取するようにしましょう。
食後の血糖値上昇を緩やかにする
(参照:www.mizkan.co.jp)
大さじ1杯(約15ml)のお酢を料理に加えたりドリンクにすることで、食後の血糖値上昇が穏やかになることも、研究により科学的に証明されています。通常、血糖値は空腹時に低下し、食後に上昇します。急激な血糖値の上昇が繰り返されると糖尿病の原因になることもあります。お酢大さじ1杯(約15ml)を摂取するだけで血糖値上昇が緩やかになるのなら、とても手軽な健康維持の習慣といえるのではないでしょうか?
フルーツビネガーの作り方
フルーツビネガーの基本の作り方は
①お好みのフルーツを綺麗に洗い、水気を切る
②密封できるガラス容器を煮沸消毒し、しっかりと乾かす
③お好みのフルーツを密封容器にお酢・氷砂糖などと一緒にいれて1〜2週間置く
④完成!これだけです!
この基本の作り方を元に様々なフルーツビネガーを作ることができます。
以下では様々なフルーツを使ったフルーツビネガーレシピをご紹介します!
自家製フルーツビネガーのレシピ
ジンジャーレモンハニービネガー
国産レモンをこすり洗いして輪切りにし、生姜もスプーンで皮を剥いたのちに輪切りにし、煮沸した保存瓶にレモン・生姜・はちみつ・氷砂糖・酢を入れるだけ!1日1回かき混ぜ、必ずレモンや生姜の断面全体が酢に浸かるように保存します。1週間ほどで氷砂糖が溶けたら、レモンと生姜を取り出して完成です。
詳しいレシピはこちら。
イチゴ酢
イチゴを洗ってヘタをとり、水気を切った後に砂糖とお酢と共に煮沸した保存瓶に入れて漬け込みます。段々と赤いイチゴがピンク色へと変わり、逆に酢の色が赤くなってきたら完成です。イチゴの数が多いほど綺麗な色が出るのでおすすめです。
詳しいレシピはこちら。
黒糖バナナ酢
バナナをフルーツビネガーにする場合は黒糖を使用するのがおすすめ!お酢が苦手という方に一番おすすめのフルーツビネガーがこの黒糖バナナ酢です。酸味がとてもまろやかになり、飲みやすくなります。
詳しいレシピはこちら。
オレンジ酢
オレンジを買ってみたけどあまり甘くなかった…といった経験はありませんか?そんな時はフルーツビネガーとして活用しちゃいましょう!古くなったミカンでもうまく作ることができますよ。
詳しいレシピはこちら。
パイナップル酢
完熟したパイナップルはお酢と相性バッチリ!通常、フルーツビネガーは完成後にフルーツを取り除きますが、完成したパイナップルビネガーとパイナップルの実を一緒にミキサーにかけてトロトロにした後、炭酸などで割る飲み方も美味しいですよ。
詳しいレシピはこちら。
キウイ酢
キウイ酢はキウイだけで作ってももちろん美味しいのですが、パイナップルやレモン、リンゴなど他のフルーツを一緒に入れるのもおすすめです!さらにミントを加えれば味のアクセントになるかも。
詳しいレシピはこちら。
自家製フルーツビネガー 手作りのポイント・保存方法は?
お酢には様々なものがありますが、フルーツビネガーをよりフルーティーに仕上げたいのであればリンゴ酢、もしくは白ワインビネガーを使用するのがおすすめです。
また、お砂糖も氷砂糖を使用するのが一般的ですが、黒糖を使用すればまた違った風味に仕上がりますし、お砂糖を使用することに抵抗がある方は蜂蜜でもOKです。
レシピは慣れてきたら自分好みに色々工夫してみましょう!
また、フルーツは漬け込んでいるその姿が可愛いのでずっと漬けていたい、という気持ちはわかりますが、どれも2週間で取り出すようにしましょう。漬けすぎると仕上がりのフルーツビネガーの色に影響が出てしまいます。
ちなみに取り出したフルーツ自体を食べることも可能。酸っぱいのでヨーグルトに入れたり、蜂蜜をかけて食べるのがおすすめです。
フルーツビネガーは以下のように煮沸消毒した後に密封できる容器で保存します。
100均でも300円コーナーなどで購入できますが、煮沸消毒をする必要があるため必ずガラス製のものを用意しましょう。
フルーツを漬けている間は冷暗所で常温保存、フルーツを取り除いたフルーツビネガーの保管は冷蔵庫で行いましょう。保存可能期間は2〜3週間ほどです。
自家製フルーツビネガーの使い道は?
フルーツビネガーをおいしく摂取できる方法をいくつかご紹介します!
炭酸・水・お湯で割る
シンプルですが、一番フルーツビネガーの美味しさを感じることができるのが、炭酸・水・お湯で割る方法です。大さじ1杯のフルーツビネガーに対してその10倍の水で割るのが目安です。
牛乳で割る
「酢を牛乳で割る」と聞くと一見合わないような気がしますが、意外にこの組み合わせが相性抜群なので個人的にはぜひ試していただきたいです!フルーツビネガーを牛乳で割ると、まるでヨーグルトのようなとろみがついて美味しくなります。
ヨーグルトやバニラアイスにかける
ヨーグルトやバニラアイスに甘酸っぱいソースって合いますよね!朝食にフルーツビネガーヨーグルトを食べると朝から爽やかな気分になれますので、食欲のわかない日の朝におすすめです◎
ドレッシングにする
酢を使ったお気に入りのドレッシングレシピをお持ちの方はぜひフルーツビネガーでも試してみてください!いつもとは違ったフルーティーなドレッシングに仕上がり、美味しいですよ♪
ピクルスを漬けるのに使用する
自家製ピクルスを漬けているという方は、意外と多いですよね!そんな方はピクルス液にフルーツビネガーを使うのもおすすめです。自家製ピクルスのレシピは『さっぱり美味しい♡自家製ピクルスを作ってみよう!』でもご紹介していますので、ぜひご覧ください!
凍らせてシャーベットにする
フルーツビネガーと水を1:1で混ぜ合わせたのち、冷凍庫で冷やして固めれば自家製シャーベットの出来上がり!果実をお好みで加えてから冷凍するのも良いですよ。
フルーツビネガーを摂取する際の注意点
飲む場合には希釈する濃度に注意しましょう。高濃度のまま飲むと酸が強いので、食道や胃の粘膜が荒れてしまったり、胸焼けを起こすことがあります。そのため、胃腸の弱い方や子どもも注意が必要です。できるだけ薄めたり牛乳などでまろやかにすると摂取しやすくなるでしょう。また、空腹時の摂取や大量摂取も胃への負担となりますので、控えるようにしましょう。
市販のおすすめフルーツビネガー
フルーツビネガーは市販でも多数販売されています。自家製は材料を買いそろえるのが面倒、保存面でも傷んでしまわないか心配、という方には市販のものがおすすめです。
有機のものや、水などで希釈することなくそのまま飲めるものまで、その種類は様々です。
いかがでしたか?
筆者は韓流ブームのときに「紅酢(ホンチョ)」というザクロのお酢が流行していたことをきっかけにフルーツビネガーに興味を持ちました。お酢ほどガツンと強い酸っぱさではなく甘酸っぱい、という程の酸味なので、さっぱりしたい気分の時などにピッタリです。