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ローフードを作るのに必要な調理器具って?
ローフードを生活に取り入れてみたいという人が最近周りでも増えてきました!でも手作りするのにいったいどんな調理器具が必要なのでしょうか?
今回はそんなローフード初心者さん向けに、ローフードをつくるのにあったら便利な調理器具をご紹介したいと思います♪
撹拌させるのに必要な器具
撹拌させる調理器具として便利なものが、フードプロセッサー・ミキサー・ジューサー・ミルサーです。
それぞれの違いは以下のとおりです。
出来ること | 出来ないこと | |
---|---|---|
フードプロセッサー | ・刻む・すりおろす・混ぜる・こねるなど、料理の下ごしらえとなる作業 | ・粘りの強いもの(納豆・山芋など)や硬いもの(氷など)の調理 ・ジュースやスープなどの少量でない液体調理 |
ミキサー(ブレンダー) | ・個体を液体にする(離乳食やグリーンスムージー作りなど) ・機種によっては刻む・潰す・真空にするなどの機能も! | ・水分の少ないものの調理 ・オイル分が多い食材の調理 |
ジューサー | ・繊維質の取り除かれたジュース作り(コールドプレスジュースなど) | ・みじん切り・すりおろしなどの料理の下ごしらえ ・繊維質を取り除かないスムージー作り |
ミルサー | ・乾燥した食材を粉末状にする ・離乳食や1杯のジュースなど少量の液体調理 | ・みじん切り・すりおろしなどの料理の下ごしらえ ・氷や冷凍食品など極端に硬いものの粉砕 |
以下では、それぞれの特徴について詳しくご紹介します!
フードプロセッサー(万能)
ローフード料理にあったら便利なものにまず思いつくのがフードプロセッサーです。食材を刻んだり、こねたりするのを得意としている器具なので、ローチョコレートやローカレー、ローブレッドなど様々なローフード作りに欠かせません。
機種によってアタッチメント(付け替え刃)が異なり、刃によってはミキサーの代わりにもなります。たださすがに本物のミキサーに機能的にはかないませんので、本格的にスムージーなどを作りたい方はそれぞれ専門の機械をおすすめします。フードプロセッサーは基本的に液体調理は苦手な器具なので、液体調理がしたい場合はこのあと紹介するブレンダーを購入しましょう。
おすすめのフードプロセッサーは『料理が楽になる!おすすめのフードプロセッサー6選』という記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
またフードプロセッサーを使ったローチョコレートやローカレー、ローブレッドのレシピをもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブレンダー・ミキサー(スムージー・離乳食など)
ローフード生活において、朝ごはんにグリーンスムージーを飲む人は多いでしょう。グリーンスムージー作りにおいて欠かせないのがブレンダー(ミキサー)です。野菜ジュースやコールドプレスジュースをつくるジューサーとは異なり、ブレンダーは繊維質を取り除かないことが特徴で、食感がドロっとした飲むというより食べるに近いスムージーをつくることに適しています。『グリーンスムージーにおすすめのミキサー4選』という記事でも紹介しましたが、スムージーを作る以外にもブレンダーは様々なローフードの調理に活躍するので、高価ですがあったら便利な調理器具といえるでしょう。
ただし水分の少ないものの調理は苦手なので、水分の多い野菜や果物は問題ありませんが、水分が少ない野菜や果物を使用する場合は水などを足して調理しましょう。使用するブレンダーの機能にもよりますが、水分の少ないものを刻んだりするにはフードプロセッサーやミルのほうが適しています。
また、スムージーや離乳食を作ったりと少量の調理にはハンディタイプのものがおすすめ!収納に場所をとらず、そのまま鍋などにつっこんで調理できるという手軽さから人気です。
おすすめのハンディブレンダーは『離乳食づくりに超便利!おすすめのハンディブレンダー5選』という記事で紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね!
ハンディブレンダーにはコードのあるタイプとコードレスのタイプがあり、コードレスの方が使いやすいですが、コードのあるタイプのほうがパワーの調整ができたりと機能は多いです。
ジューサー
ジューサーは每日野菜ジュースを飲みたいという人にとって必須の道具です。流行しているコールドプレスジュースは低速回転のジューサー(スロージューサー)を使用して作ります。
ブレンダーでもジュースは作れるのでは?と思う方もいるかもしれません。ジューサーとブレンダーの違いは繊維質を取り除けるという点です。そのため、ブレンダーでつくるドロっとしたスムージーとは異なり、ジューサーでは繊維を取り除いたさらっとしたジュースができあがります。
おすすめのスロージューサーについては『コールドプレスジュースをつくるのにおすすめのスロージューサー5選』という記事で紹介していますので、ぜひご覧ください。
また、スロージューサーはにゅるにゅるっと野菜の繊維質がジュースと別の出口から出てくるのですが、そのカスもローフードではローブレッドなどに再利用します。栄養は余すところまで無駄にしません。
しかし、ジューサーは最悪購入しなくてもブレンダーにかけた後にこし器で繊維質をとりのぞくという方法でコールドプレスジュースや野菜ジュースをつくることができます。ただし、コールドプレスジュースなどは朝飲みたいですよね。そうなるとその手間を忙しい朝にかけるのは面倒とも考えられます。
ミルサー(粉砕)
ミルサーは粉砕するのに適した器具です。
香辛料やコーヒー豆などを粉状にしたい場合はミルサーが必要になります。お茶や煮干しなどで自家製ふりかけをつくることもできます。
また小さなミキサーとして使用することも可能で、離乳食や一杯のスムージーなど少量の調理に適しています。
さきほど紹介したハンディブレンダーも小さなミキサーといったイメージの調理器具ですが、硬いものに対応できるのがミルサーです。一方、ハンディブレンダーのように鍋に直接いれて調理することはもちろんできないですし、フードプロセッサーのような機能(野菜のみじん切り・すりおろし・うす切り・千切り・肉や魚のミンチなど)もありません。
おすすめのミルサーは『自家製ふりかけ・緑茶粉末など何でも作れるおすすめミルサーは?』という記事で紹介しているので、ぜひそちらもご覧ください。
乾燥させるのに必要な器具
ローフードは加熱調理ができません。そのため、乾燥させるという調理方法で料理の幅がぐぐっと広がります。
ディハイドレーター(乾燥機)
ドライフルーツやドライベジタブル、ロースイーツやローブレッドなど、ローフードをつくる際に大活躍してくれるのがディハイドレーター(食材乾燥機)です。ローランでも『ローフード生活の必須品!ディハイドレーターとは?』記事内で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
ディハイドレーターとは、温風を食材に吹き付けて水分を蒸発させる食材乾燥機です。天日干しや自然乾燥とは異なり、送風の温度設定ができるので、カビなどの心配がなく衛生的に食材を乾燥させることができます。また、この温度設定によりローフードの調理に重宝されます。
ディハイドレーターをつかってつくるローフードレシピは以下の記事で紹介しているので、ぜひご参考にご覧ください。
その他、絶対に必要&あったら便利な調理器具は?
温度計
ローフード作りにおいて重要なことは温度です。サラダなど明らかに加熱していないものに関しては温度をはかる必要はありませんが、ローチョコレートなど温度をはかりながら調理する必要のある料理もあるので、温度計は必要でしょう。
(ローチョコレートのおすすめレシピはこちら→『バレンタインにおすすめ!簡単ヘルシーなローチョコレートのロースイーツレシピ!』)
温度計には水洗いできるタイプとできないタイプのものがあります。値段は少し高くはなりますが、衛生的で便利なので水洗いできるタイプがおすすめです。
菜麺器
ローフード生活でヌードルが食べたくなったときに欠かせない道具が菜麺器です。菜麺器は鉛筆けずりの容量で、くるくるハンドルを回すと野菜が細長く切れて麺のようになります。もともとはお刺身にそえてあるツマをつくるのに開発されたそうです。
『野菜ヌードルでローフードのレパートリーを増やそう!』という記事の中でおすすめの菜麺器や菜麺器をつかったレシピを紹介していますので、ぜひご覧ください。
菜麺器はさまざまなタイプのものがあるので、自分の好みのものをチョイスしてみてくださいね!
菜麺器がなくてもピーラーなどで代用はできますが、くるくる回すだけという手軽さと楽しさ、細く長く切ることことができるということから好評です。
ちなみに菜麺器の代用品としておすすめなのは以下のものです。様々な切り方のできる野菜切り調理器セットはローフード作りやサラダ作りに活躍してくれます。指を切るのを防ぐプロテクターのついているものは特に安心で便利ですね。
スプラウター
ローフードでは豆類、穀物類、ナッツ類などをスプラウト(発芽)させて食べるという方法があります。ブロッコリーの新芽であるブロッコリースプラウトも簡単につくることができるので、スプラウターはとても便利です。
いかがでしたか?
ローフード調理に必要なものを紹介してきましたが、個人的な意見では全てを買い揃える必要はないと思います。たとえば、フードプロセッサーはすり鉢で代用することができます。ただやはりすり鉢で地道に食材を砕いていくより、フードプロセッサーでガガガッとやってしまった方がかなり楽なのでお値段の価値はあるといえそうです。つまり、調理器具は私達の生活を便利にしてくれるものくらいに考えて、必要に応じて購入を検討してみてはいかがでしょうか?